研究課題/領域番号 |
01480262
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
和田 義郎 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30004849)
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研究分担者 |
杉山 成司 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (50150777)
矢崎 信 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (80133479)
小林 正紀 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (50170353)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | オロット酸尿症 / OPRT / ODC / リンパ芽球細胞 / 変異cDNA / ヒトUMPS cDNA / cDNA クロ-ニング / ウリジン / UMP 合成酸素 / 塩基配列 / 1塩基置換 / 皮膚線維芽細胞 / チミジンの取込み / EBウイルス |
研究概要 |
(1)正常者の溶血液よりヒトODCの精製を行った。 (2)正常者ヒトODCのcDNAのcloningを行った。 cDNAの構造の検討により、OPRTdomainとODCdomainが1つのopenreading frameの中に存在することがヒトにおいても証明することができた。 (3)本疾患の本邦第一例より得られた、皮膚線維芽細胞、リンパ芽球細胞は、本疾患の治療に使用しているuridineを培地中に添加することにより正常対照細胞と同様な反応性が得られることが確かめられた。 (4)患者のリンパ芽球細胞を用いて、mutant UMPS cDNAの解析を行った。(UMPS=OPRT+ODC) 1)患者のリンパ芽球細胞を用いて、正常ヒトUMPS cDNAをprobeとしてNorthern blottingを行った結果、患者mRNAの発現は量、その鎖長ともに正常対照と差異は見いだせなかった。小さな部位における変異が示唆された。 2)次に、患者cDNA libraryを作製し、正常ヒトUMPS cDNAをprobeとしてscreeningしpositive cloneをsequenceした結果、アミノ酸変異をともなったVal(GGA)→Gly(GTA)mutant UMPS cDNAをみいだした。現在mutant UMPS cDNAのtransfection、発現実験を計画中である。
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