研究課題/領域番号 |
01480414
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
瀬川 雄三 信州大学, 医学部, 教授 (70020857)
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研究分担者 |
李 俊哉 信州大学, 医学部附属病院, 助手
佐藤 雪雄 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (30235410)
窪田 俊樹 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (00186454)
田中 紀子 信州大学, 医学部, 助手 (00163551)
西山 敬三 信州大学, 医学部, 助手 (90156125)
北島 秀一 信州大学, 医学部・附属病院, 助手
藤澤 昇 信州大学, 医学部, 助手
保谷 卓男 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (00201757)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 人眼線維柱組織 / 器官培養 / ムコ多糖 / 糖タンパク / 培養人線維柱組織 / ムコ多糖合成 / 人眼線維柱 / 生化学 / 組織培養 |
研究概要 |
1.人眼線維柱組織の器官培養法は当教室ですでに確立されているので、生化学的な分析の手法の確立のために家兎眼において、(1)線維柱組織および隣接組織でのムコ多糖(GAG)の分析を行い、(2)次いで培養線維柱組織でのGAGの生合成をradioisotope(RI)を用いて分析した。 2.この手法により培養人眼線維柱組織でのGAGの生合成の分析を行い、(1)同一眼で部位差のないこと、(2)左右眼で差のないこと、(3)4×4mmの大きさの組織片で分析ができることを報告した。 3.次にsteroid hormonc(dcxamcthasone,DX)の投与によりGAGの生合成にどのような変化が起こるのかを調べ、(1)DX投与でRIの取り込み総量が減少すること、(2)radioautographyでもこの結果を確認したこと、(3)GAGの成分ではchondroitin sulfate(CS)の割合が減少することを報告した。 4.またCS投与による変化を調べ、(1)3Hーglucosamineの取り込みではCS,heparan sulfate(HS)の割合の増加とhyaluronic acidの減少、(2)35Sーsulfateの取り込みではCS,HSの増加とdermatan sulfateの減少が起こることを報告した。 5.他方GAGはタンパクと結合して存在していることから、人眼線維柱組織でのタンパクの分析もSDSーPAGEを用いておこなった。そして(1)30本以上のタンパク質のバンドが得られ、(2)同一眼での部位差のないこと、(3)3週間以内の培養ではバンドに変化の見られないこと、(4)隣接組織とは相異があることを報告した。 6.現在は培養人眼線維柱組織でのGAGおよびタンパクの生合成が、各種の薬剤の投与によりどのように変化するかを研究中であり、今後これらの結果を報告していく予定である。
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