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自然視下における調節のステップ刺激による調節反応ー特に交感神経系の関与についてー

研究課題

研究課題/領域番号 01480418
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関佐賀医科大学

研究代表者

大野 新治  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (60050390)

研究分担者 永浜 正浩  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (50148821)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1989年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワード調節安静位 / 夜間近視 / 調節のステップ刺激
研究概要

10名の正常人被験者(男性5名、女性5名、年齢26才〜36才、平均29才)の絶対暗室における調節安静位は0〜1.3(平均0.63)ディオプタ-(以下D)であった。このことは暗所において正常人は平均0.63D近視化、いわゆる夜間近視が出現することが判明した。しかし10名中2名では、近視化の出現はなかった。尚、近方30cmに設けた指標に対しての調節量には、明室と絶対暗室との間に有意の差がみられなかったが、今後更に詳細な検討が必要と思われた。
次に夜間近視がみられた8名において照度と調節安静位との関係について検討した。その結果、近視化は7〜10asbの照度で出現し、その後の照度の低下につれて近視化したが、0.03asb以下の低照度ではほぼ一定となり、絶対暗室における調節安静位を示した。
指標を遠方(5m)と近方(30cm)の間でステップ上に移動させた場合の明所(1,000asb)調節反応の潜時は平均325mscであったが、照度が30asb前後で延長がみられ、10asbでは平均380mscとなった。
最後に今後の研究計画を要約すると次の如くなる。1)調節安静位の加齢的変化の有無を検討する。2)調節のステップ応答のダイナミック、特に潜時について照度との関係を更に詳細に検討する。3)自律神経作働薬、特に交感神経β受容体刺激剤、および同抑制剤の調節安静位および調節のダイナミックスに及ぼす作用を検討する。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大野新治: "前面開放新型自動屈折計" 日本眼科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 大野新治: "自然視下における調節のステップ刺激による調節反応の分析 第一報、照度との関与" 日本眼科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 大野新治: "自然視下における調節のステップ刺激による調節反応の分析 第二報、特に交感神経系の関与について" 日本眼科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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