研究課題/領域番号 |
01480428
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
森田 育男 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (60100129)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1989年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | 骨代謝 / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / プロスタグランジン |
研究概要 |
マウス骨髄より骨芽細胞と前破骨細胞を分離培養し、骨芽細胞は長期培養できる細胞株を得た。一方、前破骨細胞は、Interleukin(IL)3とIL6存在下で培養し、付着細胞を除いた。このようにして得た骨芽細胞のあるクロ-ンは、アルカリホスファタ-ゼ陽性であるばかりでなく、spleenより得たstem cellや上記の方法で得た前破骨細胞を酒石酸耐性酸ホスファ-タ-ゼ(TRACP)陽性多核細胞への分化を促進した。その際の分化誘導物質は、活性型ビタミンD_3でもプロスタグランジンE_2でもよかった。しかし、骨芽細胞非存在下では、TRACP陽性細胞は検出出来なかった。以上の事は、この得られた骨芽細胞から破骨細胞分化誘導因子が産生されている事を意味しており、今後この因子の産生機序の解明やこの因子がどのような物質なのかを研究する上で非常に貴重な細胞であると思われる。現在までのところ破骨細胞への分化誘導は、staurosporineなどのc-kinase阻害剤により抑制がかかることよりこの分化促進因子の産生には、たんぱくリン酸化が関与している可能性が示唆されている。更に、この骨芽細胞を用いプロスタグランジン添加による細胞内フリ-カルシウムイオンの変動をしらべたところE_2とF_<2a>により上昇することが明らかになり本細胞での機能発現にDG-c-kinase及びIP3-カルシウム系が関与している事が推測される。 一方、IL-3とIL-6存在下で長期培養した骨髄細胞に鳥myelocytomatosis virusより単離した癌遺伝子MCV-38をパルス放電法により入れこみ増殖型前破骨細胞を得る試みを東ソ-研究所で行ったところ、いろいろな細胞がとれてきたので現在その細胞の同定を行っている所である。
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