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DMBA誘発舌癌における各種腫瘍マ-カ-に関する血清学的組識化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01480470
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関岡山大学

研究代表者

岸 幹二  岡山大学, 歯学部, 教授 (30033202)

研究分担者 古田 裕昭  岡山大学, 歯学部, 教授 (30018428)
平川 康一  岡山大学, 歯学部, 助手 (70189827)
秋田 和俊  岡山大学, 歯学部, 助手 (10167835)
早瀬 康博  岡山大学, 歯学部, 助手 (40180989)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1990年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1989年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワード舌癌 / 腫瘍マ-カ- / 組織化学 / 血清学 / 放射線 / 薬物療法
研究概要

DMBA誘発ハムスタ-舌癌を用いて放射線照射に伴うポリアミン変動とセフアランチンの影響を検討した。癌組織ではプトレシン、カダベリン、スペルミジンの有意な増加を認めた。X線照射により舌癌中のポリアミン量は大幅な減少を示した。セフアランチン投与時に、舌癌中のポリアミン量は対照癌動物との差は認められず、セフアランチンの抗腫瘍作用は認められなかった。X線照射とセフアランチン投与を併用した場合、X線照射による腫瘍組織中のポリアミン減少は増強された。DMBA塗布、アクチノマイシンD単独投与においてヒスチヂン脱炭酸酵素およびオルニチン脱炭酸酵素の活性誘導は軽度であったが、DMBA塗布とアクチノマイシンD投与の併用はヒスチヂン脱炭酸酵素の活性を著しく増加させた。
ついで放射線照射に伴うTPAの動態について検討した。ハムスタ-における血中TPA値は癌発生に伴い増加する傾向にあったが、照射後の動態は一定の傾向を示さなかった。TPA・B1抗体とPKKー1は舌癌組織、正常舌上皮の両検体でケラチンサブユニットNo.18(45kd)を認識し、TPA・B1抗体は増殖活性の高い部分やより分化度の低い癌組織においてPKKー1陽性細胞に一致した局在を示した。放射線照射によって生じた癌胞巣壊死組織には両者は陰性であった。従ってTPA・B1抗体は扁平上皮癌の放射線効果をあらわす血清学的なマ-カ-であるとともに、同一抗体単独あるいは抗Brdu抗体との併用による免疫組織化学染色法においても放射線照射後の病理組織変化を知る上で極めて有用な方法と考えられた。

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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