研究課題/領域番号 |
01480479
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児・社会系歯学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中村 進治 北海道大学, 歯学部, 教授 (80001791)
|
研究分担者 |
山村 雅彦 北海道大学, 歯学部, 助手 (90220441)
土田 隆彦 北海道大学, 歯学部, 助手 (00197708)
松野 功 北海道大学, 歯学部, 助手 (60199825)
今井 徹 北海道大学, 歯学部, 講師 (40160030)
石川 博之 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (20184492)
土佐 博之 北海道大学, 歯学部, 助手 (30207568)
|
研究期間 (年度) |
1989 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1991年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | 顔面頭蓋骨 / 歯列 / 成長発育 / 三次元 / 画像処理 / 光学測定 / 成長パタ-ン / 成長予測 / 頭部X線規格写真 / 歯列模型 / 三次元形状 / 形態類似性 / 歯列石膏模型 / 光学測定法 |
研究概要 |
本研究は、顔面頭蓋骨および歯列の三次元的成長発育に関する教育用デ-タベ-スの作成を目的として行なった。その過程において得られた研究成果の概要を以下に示す。 1.顔面頭蓋骨および歯列槽部の三次元形態計測システムについて (1)顔面頭蓋骨の三次元形態計測に関しては、画像処理を応用し、正面、側面、左右斜位の4方向から撮影された頭部X線規格写真のトレ-スを用いて、顔面頭蓋骨を可能な限り実体に近い形で三次元表示するシステムを開発した。 (2)歯列歯槽部の三次元形態計測に関しては、レ-ザを用いた歯列模型三次元形状測定装置に対して、光学系に反射鏡の設置、走査系に回転テ-ブルの導入を行ない、歯列模型表面形状全体を計測可能にするとともに、デ-タの格納にEMSメモリを応用し、計測の高速化と操作の簡易化をはかった。また、バイトプロックデ-タを用いることにより、上下顎歯列模型デ-タを咬合状態でマッチングすることが可能となった。 2.顔面頭蓋骨および歯列の成長発育について (1)顔面頭蓋骨の思春期成長期における成長変化に関しては、思春期成長前の形態特性と関連した20のパタ-ンが抽出された。 (2)顔面頭蓋骨と歯列の形態的調和に関しては、成長発育の過程において、正常な咬合機能を維持するため、顔面頭蓋骨の成長特性に対応して種々の歯列の補償機構の存在することが確認された。 (3)顎骨内における歯胚の経時的な動きに関しては、特に咬合の鍵となる上顎第一大臼歯を対象に検討を加えた。その結果、萌出までの歯胚の年間移動量は3〜5mmであり、平均は4.2mmであることが確認された。
|