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C・elegans後期発生における遺伝子機能ネットワ-クの解明

研究課題

研究課題/領域番号 01480536
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 分子遺伝学・分子生理学
研究機関東京大学

研究代表者

桂 勲  東京大学, 教養学部, 助教授 (00107690)

研究分担者 近藤 和典  東京大学, 教養学部, 学振特別研究員 (10211913)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1990年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワード発生遺伝学 / C.elegane / 形態形成 / 突然変異株 / フッ素イオン / 致死変異 / 分子生物学 / Caenorhabditio elegans / 遺伝解析
研究概要

1)形態異常幼虫致死変異株を、平成1年度はEMS処理したN2株より9株分離したが、本年度はさらにEMS処理したN2株より6株、ミュ-テ-タ-株より9株分離し、合計24株になった。
2)形態異常には、コイル状、4つ折り、2つ折りで体が短い、咽頭の周囲が太い、皮膚が凹凸、脱皮不能、体壁と腸の間に隙間、などがあった。微分干渉顕微鏡および蛍光顕微鏡(DAPI染色)により、孵化直後に体の中央部にある約120個の細胞核を調べたが、数が大きく異なるものはないが、位置がずれているものがあった。また、ロ-ダミン・ファロイジンでアクチン繊維を染色したところ、繊維の向きが異常なものが2株あった。
3)I、II、III、IV、V、X染色体に位置する変異の数は、それぞれ2、8、4、2、7、1個であった。染色体上での位置も決めた。24の変異株の内、同じ遺伝子のものが2組あった。既知の遺伝子の変異が4株あったが、他の多くの株は、未知の遺伝子または既知でも表現型が未解析のlet遺伝子に属するらしい。
4)新たな耐性変異を分離するよりも、既に分離したフッ素イオン耐性変異株を解析することにした。
5)Tc1挿入株よりflrー1遺伝子をクロ-ニングした。flrー3や1)の変異株のクロ-ニングも準備中である。
6)マイクロインジェクションの実験は予定が遅れ、現在、装置の設定・DNAの調整・練習を行っている。
7)flr遺伝子間の二、三重変異株を構築したところ、flrー2がflrー1やflrー3の『成長速度が遅い』という表現型を抑制することがわかった(フッ素イオン耐性は抑制しない)。
8)モザイクは1)の変異株のいくつかについて検討中である。

報告書

(2件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kazunori Kondo <et>___ー <al.>___ー: "Molecular and Genetic analysis of lethal mutants with morphogenetic abnormalities in <C.elegans.>___ー" Cell Structure and Function. 15. 438 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Isao Katsura <et>___ー <al.>___ー: "Fluorideーresistant mutants of <Caenorhabditis>___ー <elegans.>___ー"

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Isao Katsura: "Fluoride-resistant Mutants of Caenorhabditis elegans"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Isao Katsura: "Larval Lethal Mutants of Caenorhabditis elegans,Accompanying Morphological Changes"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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