研究課題/領域番号 |
01510029
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
美学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
藤田 治彦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00173435)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 画像デ-タベ-ス / 検索システム / フォトCDシステム / デ-タ圧縮 / スチルビデオシステム / CDーROM / 実行速度 / 風景画 / 画像デ-タ / 画像変換 / 記憶メディア / 統合型画像デ-タベ-ス・システム |
研究概要 |
研究の結果、以下の7種のモデルシステムが構想された。 (1)HyperCardによるシステム (2)SuperCardによるシステム (3)File Maker Professionalによるシステム (4)HyperCardとビデオディスクプレ-ヤ-によるシステム (5)HyperCardとハイ8ビデオプレ-ヤ-によるシステム (6)SV(スチルビデオ)Systemによるシステム (7)Photo CD(CDーROM)Systemによるシステム 以上のシステムの中で(1)と(2)は最少限の設備で実現しうるものであるが、画像デ-タをすべてビットデ-タに加工して処理するために、デ-タの増加によってシステム自体に負担がかかる欠点がある。(3)は画像と検索項目とを別な記録方式で処理する、その改良型である。 (4)と(5)はビデオシステムを画像用に使うために、画像デ-タ取り込みの能率が高いが、静止画像の質が劣るという欠点と、ビデオ信号とコンピュ-タ信号との完全対応の問題が残る。(6)のスチルビデオ・システムでは最近、パソコン・モニタ-への画像取り込みが容易になり、画像デ-タベ-スへの活用が可能となったが、画質の高さは十分とは言えぬ。 (6)がアナログデ-タの圧縮技術を基礎としたものであるのに対して、(7)は高解像度の銀塩画像をデジタルデ-タ化し、それを圧縮してCDに収めるシステムであるので、7種の中で最高水準の画質が期待される。CD1枚に100コマのカラ-画像を収める。それを6枚あるいはそれ以上同時に作動させるシステムを試作中であり、そのシステムと検索システムが連動すれば数百(大容量CD登場時には数千)またはそれ以上の数の作品を検索し、画像分析にかける統合型画像デ-タベ-スシステムの基礎が成立する。産業側のハ-ドソフト両環境の整備にも期待する。
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