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地域社会の変動に伴う祭祀組織の変化について

研究課題

研究課題/領域番号 01510107
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関神戸女学院大学

研究代表者

小松 秀雄  神戸女学院大学, 文学部, 助教授 (90153668)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード社会変動 / 地域社会の共同性 / 社会的活力 / 祭祀組織 / 頭屋制 / 祭祀の賑わし / 神仏分離
研究概要

都市化や情報化に伴う社会変動によって地方の町と祭礼がどのような状態になっているのかに関して、香川県琴平町の氏子祭を調査対象に選んで実証的に研究してみた。平成元年8月から10月にかけて数回の現地調査を実施し、多くの資料と情報を得ることできた。
金刀比羅宮の大祭に関する研究論文は多数発表されているのに対して氏子祭という住民の祭りに関する研究報告はほとんどなく、その点でも解明されていなかった問題点を明らかにし、ある程度の答えを提出することができた。今回の調査で解明できた点は次の通りである。
・金刀比羅宮の儀礼システムを構成する最も活力のある儀礼が氏子祭である。
・氏子祭は町の自治会、子供会、住民組織を基盤として祭祀組織が形成されており、氏子祭と地域生活はかなり密接に関連している。
・地域の共同生活の実情は氏子祭に現れており、祭りの活気のある様子から共同生活の活力の高さを想定できる。
上記の3点を含めて調査結果を、約60ペ-ジの小冊子に中間報告という形でまとめてみた。その報告書には今回の調査研究によって得られた資料や写真、並びに分析結果の論文を掲載した。もちろん、収集した情報と資料の量が多いために、また新しい疑問点も出て来たために、これからも本研究の完成を目指して進まなければならない。
琴平に限らず社会変動の厳しさに対処している地方の住民の生活実態の一端を解明できたと思っている。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小松秀雄: "香川県仲多度郡琴平町氏子祭に関する研究" 58 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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