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ジャワ農村の近代化に関する比較社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01510122
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

木村 英憲  愛知学院大学, 文学部, 助教授 (40201462)

研究分担者 田口 純一  椙山女学園大学, 短期大学部, 講師 (80135277)
黒柳 晴夫  愛知学院大学, 教養部, 教授 (80097691)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード近代化 / 都市化 / 世界資本主義 / 従属化 / 他律化 / 自律化
研究概要

元年度における研究実績としては、まず、『インドネシア研究のための文献目録』(1990年3月)の作製がある。これは、インドネシア社会、とりわけジャワ社会における近代化、都市化、さらには人口移動に関する最新の資料・文献を、日本国内の大学および研究期間からはもとより、インドネシア人留学生からの情報提供により収集したもの、さらに現地の関係諸機関より直接入手したものの内、インドネシア語ないし英語にによる文献資料のみを一覧表にしたものである(日本語による文献は、2年度中に整理し、本目録に補完する予定である)。資料は全部で128点あり、著者名及び書名順に並べ整理した。
次に、定例研究会の成果としては、上記の資料の内、特にジャワ農村における部落構造に焦点を絞ったものを少しずつ点検していった。現段階では結論的なことは言えないが、これまでの資料の捗猟によれば、ジャワ農村の近代化には次のような二つの要素が含まれていると言えよう。
一つは、自立的な地域経済の仕組みが、世界資料主義のシステムの中に取り込まれていくことにより、人びとの経済生活が地域外社会のありように「従属化」するという要素。なお、ここでは経済の領域ばかりか、社会関係の構成までも他律化する傾向を示している。
もう一つは、そのような従属化の傾向に対抗するために、伝統的な行動様式ないしは社会関係の強化を志向する「自律化」という要素。ただしこれは、近代化のすべてを拒否するのではなく、その合理的な側面を伝統的な人間関係の枠組みの範囲内で、主体的に洗濯していくという過程でもある。
このように、他律化と自律化という相反する二つの要素が、ジャワ農村の近代化を推し進めているが,、全体としては、前者の従属化の勢いが後者を上回っていると言えよう。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 黒柳晴夫: "インドネシアの家族・親族" 北原淳編『東南アジアの社会学』世界思想社. 142-164 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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