研究課題/領域番号 |
01510125
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 神戸女学院大学 |
研究代表者 |
三上 勝也 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (10068752)
|
研究分担者 |
山本 剛郎 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90068742)
|
研究期間 (年度) |
1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 神戸市 / 華僑 / エスニシティ / 村落的社会 / 産業都市 / 文化都市 / 在留外国人 |
研究概要 |
平成元年度、本研究課題のもとに行った主な研究活動は以下のとおりである。 1.我が国における華僑研究の文献目録作成及び華僑・エスニシティ関連文献収集複写。 2.神戸市役所その他において、神戸華僑及び在留外国人の人口・職業に関する統計資料の収集。 3.神戸華僑歴史博物館その他において、華僑諸団体の史料収集と聞き取り。 4.以上を基礎資料として、研究報告書「神戸華僑史年表及び人口資料」の作成印刷。 新たに得られた知見の要旨。 神戸は明治元年開港、明治11年神戸、兵庫及び阪本村を合わせて神戸区となり、明治22年葦合村、荒田村を合併、市制をしいた。以来、市域の拡大と人口の増大を重ねて現在では人口140万、大阪、京都とならぶ全国有数の大都市となっている。この間、華僑を含む残留外国人人口はつねに神戸市人口の2%前後にとどまっていたが、神戸市の発展にとってそのインパクトはきわめて大きかった。明治から昭和の戦前までの在留外国人は主に、貿易を中心とした商業活動を通じて人口を吸収、村落的社会から産業都市への発展に寄与した。神戸市が都市として発展するにつれて、在留外国人の産業面における地位は相対的に低下してきたが、戦後においては、神戸の国際的な文化都市としてのイメ-ジ形成に大きく貢献している。
|