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マリ出土史料の年代学的整理と分析

研究課題

研究課題/領域番号 01510238
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関中央大学

研究代表者

中田 一郎  中央大学, 文学部, 教授 (50119541)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードメソポタミア / シリア(古代) / バビロニア / アッシリア
研究概要

マリ出土史料の中、年月日の付された史料を時代順に整理し、これをマリ王国史の手がかりとすることが今回の科学研究費補助金による研究の課題であった。本年度の研究実施計画中、必要な参考文献の補足的収集と整備については、一部入手不能の文献等があったが、当初の計画はかなりの程度達成された。科学研究費補助金の9割近くがこの目的のために使用された。
関係史料から年月日の付されたものを抽出し、これをカ-ド化する作業については、本研究期間中に1000ペ-ジを越える史料集(ス巻本)が新に加わるなどあり、当初の予定が大幅に狂う結果となったが、必要史料の抽出とそれらのカ-ド化は、昨年度までに刊行され入手済みとなっていた史料集については、ある程度達成することができた。残余の補助金はこのためのル-ズ・リ-フ、カ-ド(大・小)等の購入、大形航空地図のA1版カラ-コピ-代、などの消耗品費および学生アルバイト1人の謝金に使用された。
これらのカ-ドをパソコンに入力し、デ-タベ-ス化し、そのデ-タを分析する事業については、先きに触れた番狂わせにより、今後継続して行うべき作業として残らざるを得なかった。
これまでの作業の過程で得られた観察結果によると、年代によって(更にまた各年の月によって)出土史料の総数(勿論既刊の史料のみ)にかなりのバラツキがあるばかりでなく、史料のタイプの点でも片寄りがみられ、特定のタイプの史料(例えば油の支給記録)を取り上げて通時的に分析するなどについては多大の困難を予想しなければならないだろう。しかし史料の年代学的整理なしにマリの歴史や社会について厳密な議論を行なうことは不可能で、今回の細助金による研究は今後の研究に資するところ大である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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