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山口県阿武郡須佐町益田家における古典籍調査及び古典籍目録の作成

研究課題

研究課題/領域番号 01510264
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 国文学
研究機関立教大学

研究代表者

渡辺 憲司  立教大学, 文学部, 教授 (00123761)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
1990年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1989年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード須佐益田家 / 大内家 / 毛利家 / 古典籍目録 / 地域文芸 / 和歌 / 連歌 / 山口県阿武郡須佐町 / 益田家 / 蔵書点検 / 書誌 / 地域文化
研究概要

須佐益田家は中世において大内家と関わりを持ち、近世においては毛利家の永代家老として活躍したことにより、その所蔵典籍は約400年間に渡っている。本研究は須佐益田家の地域文化における位置を究明するための基礎作業として調査研究及びその所蔵古典籍の目録作成によって貢献しようとするものである。
現在、益田家の所蔵古典籍は山口県阿武郡須佐町にある。須佐町は山陰地方にあり中央からの交通も不便なこともあって今迄その実態はほとんどあきらかにされることがなかった。1950年に東京大学と山口県教育委員会が文書を中心に調査を行ったが古典籍に対しては未調査のまま設置されていた。研究は所蔵されている蔵の清掃から着手しなければならなかった。
初年度の6月の第1回の調査においては予備調査と清掃を行った。9月の第2回調査は蔵内の整理を行ない概略的な分類を行った。第3回の12月の調査から書誌カ-ドを取り始めた。二年度はカ-ドのうち特に文芸関係の調査を行ない、9月の調査においてこれをほぼ完成させた。11月の調査では明治初年のものの調査と点検作業を行った。
以上の調査点数は956点である。漢籍等の藩技(育英館)教科書の多いこと等他の地方名家と類似した点も多いが、益田家における所蔵典籍の最大の特長は文芸殊に和歌及び連歌関係の写本の多い点である。然もその多くが中世以来のものである点は特筆されよう。従来の文学史が中世と近世とによって断絶した形で語られる点が多かったが、益田家の文芸活動か大内家から毛利家と継続して成されていることは、この事に新しい視点を与えるものである。地域文芸活動が従来の文学史区分では到底割り切れるものではないことも、今回の調査は実証的に説明しうるものである。

報告書

(3件)
  • 1991 研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 渡辺 憲司: "須佐益田家古典籍目録" 地域文化研究. 6. 10-50 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Watanabe Kenji: "The classical Books-List of the Susa Masudas" Reseaching of - Country Culture. No. 6. 10-50

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 渡辺 憲司: "須佐益田家古典籍目録" 地域文化研究. 4. 10-50 (1992)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺憲司: "山口県阿武郡須佐町益田家の調査報告" 地域文化研究. 5. 1-30 (1991)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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