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浙江省中南部呉方言の声調交替に関する実験音声学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01510271
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 中国語・中国文学
研究機関愛媛大学

研究代表者

BALLARD W.L.  愛媛大学, 法文学部, 教授 (30184914)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードヴィジ・ピッチ / ピッチ / 周波数 / 音長 / 呉方言 / 連続変調
研究概要

声調分析装置ヴィジ・ピッチを購入し中国浙江省中部および南部の呉方言の下位方言27種を分析し,ピッチ,周波数,音長に関する計数的デ-タを抽出した。機械的手法による当該方言の分析は類例がなく,声調と連続変調に関する種々の新知見を得た。なお,その際使用した録音資料は研究代表者が1988年春に現地で収集したものである。研究代表者はこれまで主として東京外語大学AA研所有の同装置を利用して当該方言資料の分析を行い,その過程で呉方言の声調と連続変調の音声学的分析に同装置が不可欠の手段である旨痛感していたが,今回の補助金交付による同装置の導入によって,往復にかかる時間,旅費等の負担が大幅に軽減され,デ-タの処理と分析が著しく進捗した。しかも,今回導入した装置は在来型の改良版であり,AA研所有のものに比し処理速度が約2倍であるため,大量のデ-タ処理が可能となった。さらに今後3種の下位方言資料の分析が完了すれば温州地域の呉方言に関する分析が完了するはこびである。また,呉方言の下位方言話者が松山に在住していることが偶然にも判明したもので,同人の協力を仰ぎその発話資料を作製した。これに基づき,同一の方言に関して男女の差異の有無を観察できる絶好の機会を得ることができた。本研究の成果の一部はすでに昨年10月のハワイ大学ホノルル校における関係分野の学会で発表している。さらに,本年7月台湾国立中央研究院歴史語言研究所主催の学会においても成果の一部を発表する所存であり,これは公刊される予定である。また,論文2編がデンマ-クの関係分野の研究誌で公刊される予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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