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(1)設備、備品(図書)の購入は、本年度においても、当初計画した通りに行なわれた。その結果、貴重な文献を入手することができ、本研究のみならず、今後この領域を研究する者にとっても、役立つであろうと思われる。
(2)文年度の研究は、購入した文献を読み、それによって得られた知見を、昨年度に国際学会で行なった研究発表につけ加えて、論文の形でまとめ、研究成果とすることを目標とした。
(3)その成果として、「日本人によるフランス革命の評価」(仏文)を作成、他の研究者の論文と合わせて「フランス革命と文学」(仏文)と題して、京都大学学術出版会から刊行の予定で、現在校正段階である。
(4)上記論文および、1989年10月に、モンモランシの国際学会で発表(仏文)したものをさらに手を加えた形で、日本語の論文として、発表したいと考えている。
(5)ただし、本年度の研究継続のための計画調書において、すでに記したごとく、以上すべての成果が、二年次の終りまでにすべて刊行されることは、困難であった。とくに個人研究の研究者が、学部長に就任するという事態が起こったことも、成果の発表の遅れの原因である。
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