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フィリピン・日本におけるアメリカ憲法の影響と対比

研究課題

研究課題/領域番号 01520015
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 公法学
研究機関広島大学

研究代表者

中川 剛  広島大学, 法学部, 教授 (50033733)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードフィリピン憲法 / アメリカ憲法原理 / 基地問題 / アメリカの太平洋政策 / 主権 / 憲法史 / 経済援助 / 日本国憲法
研究概要

研究課題実施の第1年度として、今年度はフィリピン憲法史、フィリピン・アメリカ交渉史、合衆国憲法原理の展開を中心として文献を収集し、複写を行った。かなりの資料量となったが、なおフィリピン憲法史関係では、重要な未入手のものが多い。今後も情報入手と購入につとめたい。
フィリピン・アメリカの歴史的な関係の探求は、過去の問題に止まることなく、現在の基地問題、核兵器、経済援助と直接に結びついてくものがある。フィリピン憲法は、政治問題の焦点として、つねに活発な議論を呼んでいる。このため、フィリピンの定期刊行物にもできるだけ眼を通し、複写を行った。さらに、研究をはじめてから、現憲法に対する根本的改正の動きがあることがわかり、またそれが、過去の憲法と密接につながっていることがわかって、二重に興味深いものがあった。今後は現在の問題がいかに歴史にかかわっているかの解明をも課題とし、フィリピン・アメリカ関係が軍事的経済的従属の点から憲法問題となっているのに対して、日本・アメリカ関係における摩擦の構造と憲法観の齟齬を対比させ、太平洋におけるアメリカ憲法原理の政策的意義の検討へと歩を進めたい。そうすることで、フィリピンにおいても日本においても、憲法が単に国内法であるに止まらず、国際環境に対応する政治機構でもあり、揺れ動くものでもあるという主題が明瞭になると思われる。
今後も雑誌論文の形で研究成果を発表していくが、次年度は特に、フィリピンの4つの憲法(1899、1935、1973、1987)の全訳(改訳を含む)と解説とに着手したい。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中川剛: "フィリピン議会をとりまく政治環境" ジュリスト 5月号. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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