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地方金融構造の実証的研究ー滋賀県の事例を中心として

研究課題

研究課題/領域番号 01530056
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 財政学・金融論
研究機関専修大学

研究代表者

麻島 昭一  専修大学, 経営学部, 教授 (70112745)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード地方金融構造 / 滋賀県 / 八幡銀行 / 預貯金分析 / 電子計算機利用 / 銀行帳簿使用 / 普通預金 / 当座預金
研究概要

1.本年度の研究は、地方金融構造の実証分析の対象として、まず滋賀県所在の八幡銀行(近江商人の設立)の預金分析に着手した。すなわち、すでに同行の定期預金については過去に分析済みなので、今回は特別当座預金(普通預金)と当座預金を対象に限定した。
2.所蔵先の滋賀大学にたびたび出張し、両種預金の同行帳簿を選別し、必要箇所の複写を実施した。その分量は予想外に大量であり、予算上の制約からとりあえず明治期に限定せざるを得なかった。
3.預金者を法人(会社・団体)と個人に分け、第1に大口預金者の性格の検証、第2に全預金者の金額階層別特徴の検出、第3に定期預金者との重複関係の有無、第4に貸付・割引との重複関係の有無、などの分析に目下取り組んでいる。
4.これら分析は、デ-タ量がきわめて大きいので作業を電子計算機に依存するが、デ-タの入力を業者に発注した。すなわち、単に1時点の残高分析では預金者の性格・預金行動の特徴はあきらかにしえない。長期間の時系列分析が必要であり、そのためには一定期間ごとの積数の計算を要するが、それは電子計算機に依存する他はないからである。このような面倒な研究例は寡聞にして知らない。
5.以上のごとく本年度は、2年間の当初計画のうち1年だけ認可されたので、予定した課題の一部しか手掛けられなかった。中途半端に終わらないためには、大正期に進み、百三十三銀行、近江信託、近江貯蓄銀行と比較が必要で、引き続いて作業をおこない当初計画に近づけねばならず、自費をも覚悟せざるを得ないが、次年度の継続を強く希望したい。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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