研究課題/領域番号 |
01530072
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 芦屋大学 |
研究代表者 |
小笠原 暁 芦屋大学, 教育学部, 教授 (30169164)
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研究分担者 |
馬野 元秀 大阪大学, 大型計算機センター, 助教授 (10131616)
竹田 英二 芦屋大学, 教育学部, 教授 (80106624)
大西 順一郎 芦屋大学, 教育学部, 教授 (50185336)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 階層化意思決定法 / AHP / 多目的評価 / ファジィ処理プログラム言語 / ファジィ集合 / 意思決定 |
研究概要 |
フアジイ理論のエキスパ-トシステムへの応用、ファジィ推論によるファジィ制御、意思決定支援システム、階層化意思決定法AHPの文献をサ-ベイしながら本研究の方向づけを行った。 人間の意思決定のようなしなやかさをもった意思決定支援システムを構築するためには、計量化が困難な人間の判断が持つ大局観、直感力、総合判断力をモデルに組み込むことが重要である。そこで、複雑な意思決定に従来の数学モデルと異なった、人間の勘やフィ-リングを積極的にとりいれた階層化意思決定法AHPに人間の主観的な思考や判断のあいまい性を扱うファジィ理論を融合させたモデルを中核にすることにした。また、コンピュ-タシステムのスペックを決める際のユ-ザ-の希望を確認する問題のモデルをファジィ集合処理プログラム言語を使ってプログラム化し、ファジィ集合処理プログラム言語を使った意思決定のモデリングの有用性を検討した。 本研究の具体的な成果として、階層化意思決定法AHPにおいて、各階層レベル内にある多目的間の部分的な一対比較判断をもとに推定したプライオリテイの性質と、すべての一対比較判断から推定する場合との関係についての理論的考察を行った。さらに一対比較判断をファジィ数で与える場合にも言及している。この成果の一部は計測自動制御学会主催のAHP特別講演会(於、東京工業大学、平成2年1月22日)で報告した。これに基づくパソコンによる対話型システムも現在開発中である。
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