研究課題/領域番号 |
01530074
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 明治大学短期大学 |
研究代表者 |
岡山 礼子 明治大学, 短期大学, 教授 (90201392)
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研究分担者 |
岩内 亮一 明治大学, 経営学部, 教授 (20104599)
湯沢 威 学習院大学, 経済学部, 教授 (70017549)
安部 悦生 明治大学, 経営学部, 教授 (50130795)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | イギリス経営史 / イギリス企業の経営戦略 / イギリス企業の管理組織 / イギリスにおける内部労働市場 / イギリスにおける教育制度 / イギリスの企業金融 / 経営戦略 / マネジャリアル・ヒエラルキ- / 内部労仂市場 / 教育・訓練制度 / 人的資源管理 / 内部労働市場 / 産業資金 / 持株会社 |
研究概要 |
本研究の目的はイギリスの経営システムの特性を19世紀中葉から1970年代までの歴史的スパンのもとで明らかにしようとしたものである。分析にあたっては経営学でいう「モノ」「ヒト」「カネ」の三側面に着目し、イギリスにおけるこれらの経営資源がどのような仕組みによって処理され、またどのような歴史的変容を示すかを把握しようと努力した。上記の研究目的達成のために、研究代表者、岡山礼子は、経営戦略、経営組織、人的資源管理かかわる領域を主として担当し、研究分担者、岩内亮一は企業外人的資源管理=産業・経営教育に関する領域と企業金融の仕組みと桟能に関する領域に主として従事することとした。本研究はイギリス経営史研究上の学問的空白をうづめようとする意図を持つものでもあったので、研究の開始にあたって史・資料の蒐集・整序が必要であり、研究期間の前半においては、イギリス企業の経営戦略、企業合同、経営管理組織、人的資源管理、教育制度および企業資金調達に関する領域の資料整理と包括的文献リストの作成に従事した。 本研究においてはワ-キング・コンセプトとして「内部化」概念を措定し、本研究のような歴史事象の解明においてそれが分析用具としてどの程度まで有効でありうるかを検証しようとした。これまでの研究においてはイギリス製造業においては、「モノ」と「ヒト」にかかわる内部化がいちじるしく立遅れ、企業における組織革新の進展の遅れがイギリス企業のパフォ-マンスを損なう主要条件のひとつであることが確認された。しかしるがらここには未だ解明されるべき問題が残されている。本研究で当初、計画したごとき企業資金調達の仕熊みと桟能の分析については十分な検討にたちいる余裕がなかった。われわれは更に資料的補強に努めるとともに他日を期してこの領域の研究を進め、イギリス経営システムの特性をいっそう的確に把握したいと考えている。
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