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第四次全国総合開発計画をふまえた北陸地方の地場産業の活性化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01530075
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 商学・経営学
研究機関高岡短期大学

研究代表者

石井 榮一  高岡短期大学, 産業情報学科, 教授 (30176127)

研究分担者 平田 道憲  高岡短期大学, 産業情報学科, 助教授 (30111660)
金井 繁雅  高岡短期大学, 産業情報学科, 助教授 (70185891)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード地場産業 / 北陸地方 / 第四次全国総合開発計画
研究概要

1.富山県高岡市をケ-スとして、地場産業の特性を種統計資料を用いて分析した。高岡市は、銅器、漆器、捺染、アルミ、ニットなどの地場産業を有しているが、各種指標の増加率は近年横ばいである。
2.第四次全国総合開発計画が、「定住」から「交流」を中心とした計画であることを考慮し、高岡市の地場産業がこうした方向性を備えているかについて、(1)地場産業の活性化の程度、(2)地場産業の人材養成の二点について、企業面接および統計資料により検討した。
3.地場産業の活性化の程度については、吉田寛の地場産業活性化指標を採用し、(1)先端技術の導入程度、(2)生活関連投資の状況、(3)関連産業の立地等について検討した。高岡市の場合、江戸時代以来の産業である銅器、漆器、捺染産業においては、先端技術導入の程度は低い。生活関連の社会資本の整備については、富山県内で比較するかぎりそれほど低くはない。むしろ、富山県全体の問題として教育環境整備の問題点を有している。アルミ産業以外の産業は、同一産業内でのまとまりはあるが、関連産業を誘発するにはいたっていない。
4.地場産業の人材養成については次の二つの問題点がある。第一は、伝統産業が職人型の人材を需要しており、必ずしも高等教育卒業者に期待していない点である。第二は、高等教育入学時の県外流出者のうち、先端技術関連の教育を受けた者の県内での就職が困難な点である。
5.以上の研究結果から、次のような施策の実施が急務であるとの結論を得た。(1)既存産業については、研究開発部門・高次加工部門の強化、異業種との積極的融業化、第三次産業との連携により高付加価値を図るとともに、産業構造の体質改善を推進する。(2)国際化に対応した交通機能、施設、組織を整備し、国際交流に関する機能の集積を図る。(3)生活環境の整備により、高次の機能を担う人材の定着を図る。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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