研究課題/領域番号 |
01540016
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代数学・幾何学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
越川 浩明 千葉大学, 教育学部, 助教授 (60000866)
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研究分担者 |
丸山 研一 千葉大学, 教育学部, 助教授
山内 憲一 千葉大学, 教育学部, 助教授
剱持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授
蔵野 正美 千葉大学, 教育学部, 教授
鵜沢 正勝 千葉大学, 教育学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 半自由作用 / 弱複素多様体 / コボルディズム環 / 不動点集合 / チャ-ン数 / ホモトピ-論 / ホモトピ-同値群 / ホモロジ-群 |
研究概要 |
本研究では、S^1が半自由に作用している弱複素多様体について研究しコボルディズムの範囲で次のような成果を得た。 U_*を弱複素コボルディズム環とする、このとき先ずU_*【cross product】Z_2のZ_2上の多項式環としての生成元を求めた。次に半自由S^1作用を持つ閉弱複素多様体M^<2n>の不動点集合の余次元がすべて4の場合、そのチャ-ン数c^n_1[M]≡0(mod4)となることを示した。さらにU_*【cross product】Z_2の中でこのようなチャ-ン数を持つイデアルの生成元を決定した。これらの考察から次の定理を得た。 定理[M]【element】U_*【cross product】Z_2が不動点集合の余次元がすべて4となるようなS^1-弱複素多様体で表現されるための必要十分条件はc^n_1[M]≡0(mod4)となることである。 この結果をU_*【cross product】Z_p(pは3以上の任意の素数)の場合に拡張することは、今後の研究課題である。 上記の他に、ホモトピ-論の研究では、空間の局所化のホモトピ-同値群上での自然性の研究において成果を得た。この研究でホモトピ-群を用いたところをホモロジ-群でおきかえた場合についても新しい結果が得られた。その他にも本研究に参加した研究者はそれぞれ一定の研究成果を得ており、研究論文として発表している。
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