• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ホップ代数とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 01540027
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代数学・幾何学
研究機関福井大学

研究代表者

土井 幸雄  福井大学, 教育学部, 教授 (50015765)

研究分担者 三上 俊介  福井大学, 教育学部, 助教授 (00126640)
杉谷 貞男  福井大学, 教育学部, 助教授 (20112005)
山口 光代  福井大学, 教育学部, 教授 (50029518)
黒木 哲徳  福井大学, 教育学部, 教授 (90022681)
北村 眞一  福井大学, 教育学部, 教授 (50020079)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードホップ代数 / ガロア理論 / 接合積 / 量子群
研究概要

1.ホップ代数的観点によって、非可換環のガロア理論を研究し、特に接合積についてくわしく調べた。今年度の成果としては、ホップ代数Aの多元環Cへの作用とある種の2次コサイクルσの対から作られる接合積C#_σAが正規底をもつCのガロア拡大に一致すること、および2つの接合積がいつ同型になるかまた同型類の集合をどういうコホモロジ-の中でとらえるとよいかを示した。またある興味深いホップ代数の具体例であるH(u,p^e)に対し,すべての接合積の構造を解析した。
2.線形代数群Spec(A)のアフィン多様体Spec(B)への作用に関する研究を、ホップ代数を応用して調べた。とくに、A、Bが非可換環の場合でも、ある条件をみたす積分が存在すれば、B上射影的な(A、B)ホップ加群はかならずW【cross product】Bの型(ただし,WはあるA余加群)の直和因子になることを示した。これはBass-Habushの結果の一般化である。これはまた相対ホップ加群に対するマシュケ型定理と考えることもできる。関連して、ホップ代数における別のタイプのマシュケ定理の考察も行い、いくつかの結果を得た。
3.ホップ代数のいろいろな応用の可能性について、研究分担者と活発に交流を行い、作用素環との境界領域、量子力学(とくに量子群)、組合せ論の分野等に今後の研究の展開が期待できることを確認した。研究代表者にあっては、従来の成果を基礎として、今後は“ガロア理論の量子化"を目指したいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yukio DOI: "Equivalent crossed products for a Hopf algebra" communications in ALGEBRA. 17(12). 3053-3085 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Yukio DOI: "Hopf extensions of algebras and Maschke type theorems" Israel Journal of Mathematics.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi