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微分作用素の定数環の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01540052
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代数学・幾何学
研究機関広島大学

研究代表者

石橋 康徳  広島大学, 学校教育学部, 教授 (30033848)

研究分担者 岩崎 秀樹  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (50116539)
池田 章  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (30093363)
岡田 〓夫  広島大学, 学校教育学部, 教授 (70093739)
新谷 尚義  広島大学, 学校教育学部, 教授 (90033802)
山口 清  広島大学, 学校教育学部, 教授 (20040090)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードアフィン群スキ-ム / ホップ代数 / 余作用 / 不変部分環 / 正準加群 / Gorenstein環 / 因子類群 / 高群導分
研究概要

体k上のアフィン群スキ-ムμq=Spec(k[X]/X^q-1)が、アフィンスキ-ムSpec(A)に作用することと、k-代数Aにホップ代数H=k[X]/(X^q-1)が余作用することとは同値である。またμ_qのSpec(A)への作用に付随する不変部分環Bは、HのAへの余作用Pの不変部分環として捉えることができる。本研究では、特にAが多項式環k[X_1,ーーー,Xn]であって、kの標数がp>0、q=p^mかつ余作用Pが対角化可能のとき、不変部分環Bを考察した。
余作用Pによって定まる整数λ_1,ーーー,λn(0【less than or equal】λ_i<q)を用いて(適当な変数変換の後)、B=k[X_1^<i1>ーーーX_n^<in>1λ_<1i1>+ーーー+λ_<nin>≡0(mod q)]となることが示される。さらに、BがCohen-Macaulay環であること、Bの正準加群K_BがK_B(n)〓ΣkX_1^<a1>ーーーX_n^<an>で与えられることが証明できる。ただし、ΣはΣ_<r=1>^nλ_<r__ー>(j_<r__ー>+1)≡0(mod q)を満たすすべての非負整数j_1,ーーーj_nに渡る和を表す。系として、λ_1+ーーー+λ_n≡0(mod q)ならば、BはGorenstein環であることが示される。
次いで、Bの因子類群Cl(B)について研究し、Cl(B)がqを法とする整数の剰余類がつくる加群〓/(q)の部分群と同型であることを示した。特にλ_1,ーーー,λ_nのうち少なくとも2つがpで割り切れないならば、Cl(B)〓〓/(q)が成り立つ。系として、λ_1,ーーー,λ_nのうち少なくとも2つがpで割り切れないならば、BのGorenstein性からλ_1+ーーー+λ_n≡0(mod q)が従うことが示される。
以上の結果は、ホップ代数Hがk-代数Aへ余作用することとある種の高階導分をAに与えることとは同値であり、不変部分環Bは高階導分の定数環として捉えることができるという観点から導かれる。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小野田信春: "Linear μ_p-actions on affine spaces and associated rings of invariants" Journal of pure and applied algebra.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 石橋康徳: "Linear μ_p-actions on affine spaces and associated rings of invariants II" 広島大学学校教育学部紀要.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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