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組合せ理論的手段による多項式環論

研究課題

研究課題/領域番号 01540071
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代数学・幾何学
研究機関北海道東海大学

研究代表者

渡辺 純三  北海道東海大学, 教育開発研究センター, 教授 (40022727)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードイデアル / 多項式環 / 単項式 / Groebner基底 / syzygy / Borel群
研究概要

いままでは、余次元0の場合にのみ考えられてきたm-fullイデアルを一般の余次元にに拡張し、さらにそのsyzygyを全て決定することに成功した。また、Groebner基底の理論を使って、多項式環における斉次イデアルのBetti数をbest possibleの値として求めることが出来た。これを、数理解析研究所で口頭発表し、さらに論文にして、イギリスの専門誌に投稿した。ここで得た新しい概念で重要なものは「linear syzygy」である。generic variableに関するGroebner基底の「head term」が「Borel stable」になることを、数人の研究者が証明している。実は「Borel stable」なら「m-full」だがその逆は成り立たない。その違いが何かというと、結局「linear syzygy」の個数の違いになる。一方、Borel stableイデアルがRees性をもつことは簡単に分かるから、「linear syzygy」を考えることで、長年の目標だった、イデアルのRees性とm-full性との関連の解明が出来ると確信出来る。今後の研究方針としては「linear syzygy」の個数を数える方法を開発することになるだろう。特に「linear syzygy」を一般元でreductionした時syzygyがどのように振る舞うかをみる必要がある。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Junzo Watanabe: "The syzygies of m-full ideals" Mathematical proceedings of the Cambridge Philosophical Society.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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