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ハ-ディ族の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01540093
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関北海道大学

研究代表者

林 実樹宏  北海道大学, 理学部, 助教授 (40007828)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード有界正則関数 / リ-マン面 / ハ-ディ族 / 点分離
研究概要

平面領上上の2葉の被覆面でリ-マン面を考え、その上の有界正則関数による点分離性についての研究を押し進めた。分岐点が原点に収束している場合には、すでに研究代表者と中井三留(名工大)先生による共同研究により状況が分っている。本年度は、分岐点が単位開円板の周に向って収束する場合についてくわしく調べた。初期に得られた結果から、分岐点を中心とする除去円板の半径を十分小さくすると、常に点非分離となること。また、分岐点の幾何的な分布の様子により分岐点を中心として除去円板をどんなに取ってもいつも点非分離になる場合と、除去円板の半径を大きくすることで点分離になる場合のあることが分っていた。これをもとに、構成的な証明法を開発し、分岐点が具体的に与えられれば、点非分離にするには除去円板の半径をどの位い小さく取ればよいか具体的に評価できるようになった。更に、補助的な考察と、評価法のくわしい解析から、この評価は、分岐点をその隣りの分岐点とのある種の距離を使って書けることも分かった。一方、点分離になる具体例も見つかった。しかし、点分離性に関しては、まだ系統立った例の判定法がなく今後更に研究すべき課題と思われる。以上の結果は、上記中井三留先生及び瀬川重男氏(大同工大)との共同研究の形で近くまとめられる予定である。
この他にも、更に一般的なリ-マン面で有界正則関数による点分離性について考察を行ない、若干の結果を得た。こちらの方面の研究は大きな発展が望めるが困難も大きく、いまだ結果をまとめて発表するまでには至っていない。今後とも研究を進めるべく努力中である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mikihiro HAYASHI,Mitsuru NAKAI: "On the Myrkerg type phenomenon" Analytic Function Thaory of One Complex Variakle,(Editors:Y.Komatsu,K.Niino,C.C.Yang),Longman Sciontifich Tech.1-12 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Mikihiro HAYASHI,Mitsuru NAKAI,Shigeo SEGAWA: "Bowrded Analytic Functions on Two Sheeted Discs"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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