研究課題/領域番号 |
01540301
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性一般
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
川崎 恭治 九州大学, 理学部, 教授 (40037164)
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研究分担者 |
川勝 年洋 九州大学, 理学部, 助手 (20214596)
関本 謙 九州大学, 理学部, 助手 (00179342)
長井 達三 九州共立大学, 工学部, 教授 (60069325)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | パタ-ン形成 / 複雑液体 / 相転移 / 界面 / トポロジカルな欠陥 / 相分離 / 計算機実験 / 統計力学理論 / 粒界成長 / 石鹸泡 / バ-テックス模型 / 弾性と塑性 / ブロック共重合体 / レオロジ- / 界面活性剤 / ハイブリッド模型 / セル構造 / スケ-ル則 / ゲル / 体積相転移 / ミクロエマルジョン |
研究概要 |
伝統的な統計力学の立場は、物質の示す巨視的性質を物質を構成する原子、分子等の微視的要素に帰着させることであった。しかし、この立場を実行するとなると、相転移等の相互作用が本質的役割をする現象では多くの困難を伴う。従って、問題によっては本来の微視的立場を捨てて、より粗視化した立場をとる方がより本質に迫ることができる。この典型的な成功例は、臨界現象である。ここでは出発点として、微視的膜型を粗視化して得られる連続体模型(GinzburgーLandau模型)を採用した。しかし、一般的には連続体的描象だけでは不十分であり、その対極に位置する局在化した励起をも考える必要がある。界面はその例である。本研究はこのような立場から界面が主役を演ずる次に示すいくつかのテ-マについて研究した。 [1]セル・パタ-ン形成の統計力学 [2]ゲルの相共存 [3]界面活性剤を含む系のパタ-ン形成 これらのテ-マは、おのおの基礎物理として重要であるばかりでなく、工学等への応用面でも大きい可能性をもっている。これらの我々の研究のある部分はexploratoryな面を多分にもっているが、今後の一層の発展が望まれる。
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