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溶液中での半導体超微粒子生成機構と固液界面反応の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01540368
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理化学一般
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

野坂 芳雄  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30134969)

研究分担者 藤井 信行  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (50011119)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード半導体 / 超微粒子 / 光誘起電荷移動 / ストップドフロ-
研究概要

量子化された半導体超微粒子を溶液中で作製できることが吸収スペクトルの測定から示されているが、その形成過程を調べるために、まず、溶液の高速混合装置を用いて反応過程の吸収スペクトル変化が測定できる装置を作製した。この装置を用いて、粒径に依存する特徴的なスペクトルを示すPbI2の形成をPb(NO)3とKIの水溶液の高速混合により調べたところ、360nmの吸収ピ-クはシフトする事なく数msで増加することが分かった。このとこは、層状微結晶であるPbI2は厚さ方向には数分子以上に成長しない事が分かった。球状半導体超微粒子の成長過程についての測定をCdSについて行い、メルカプトエタノ-ルを加えることにより溶液からのCdSの結晶生成が遅くなることを見いだした。これは、多くの結晶核が同時に発生するため、結晶が大きく成長しないために添加剤を加えることにより量子化超微粒子が生成することを示している。
PbI2超微粒子に於いて光照射による電荷移動についての報告はないが、ベンジルビオロゲンを電荷移動指示薬として用いることにより、レ-ザ-照射後に溶液分子への電荷移動が生じていることを見いだした。球状CdS半導体超微粒子場合そのサイズにより電荷移動効率が大きく異なることを見いだしたが、それと比較して、移動効率自体が低いため、サイズ依存性は今のところ見いだせていない。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshio Nosaka: "Photochemical Kinetics of Ultrasmall Semiconductor in solution:Effect of size on the Quantum Yield of Electron transf." J. Physical Chemistry. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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