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三次元高歪カゴ型ケイ素及びゲルマニウム化合物の構築

研究課題

研究課題/領域番号 01540405
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学一般
研究機関東北大学

研究代表者

関口 章  東北大学, 理学部, 助教授 (90143164)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード高歪化合物 / 多環式化合物 / ゲルマニウム化合物 / ケイ素化合物 / テトラヘドラン / ブリズマン / 分子構造 / 縮合反応
研究概要

テトラヘドランやプリズマンなどの縮合多環式化合物はその特異な構造のために多くの化学者を長い間魅了してきた。ごく最近、研究代表者はヘキサゲルマプリズマンの合成に世界で初めて成功した。本研究は、この研究を発展させてゲルマニウムのみからなる新規な多環式化合物を合成し、その分子構造を決定するとともに炭素化合物のみでは見られない化学的性質や物理的性質を明らかにした。即ち、t-ブチルトリクロロゲルマンあるいは1,2-ジ-t-ブチルテトラクロロジゲルマンをDME中、-70°Cでリチウムナフタレニドと反応させた所、多環式カゴ型ゲルマニウム化合物1__〜及び2__〜を合成することができた。これらの化合物は、温度によって色が変化するなどの興味深いサ-モクロミズムの物性を示した。1__〜及び2__〜のX線結晶解析による分子構造を図1及び図2に示した。化合物1__〜は三つの四員環と二つの五員環からなる縮合多環式化合物であり、化合物2__〜は三つの四員環のみからなる縮合多環式化合物である。このような特異な構造を有するゲルマニウム化合物を容易に合成することのできる方法論を見いだした事は驚くべき発見であり、大きな研究成果をあげることができた。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akira Sekiguchi: "4,8-Dichloroocta-t-butyltetracyclo〔3.3.0.0^<2,7>.0^<3,6>〕octagermane" Journal of Organometallic Chemistry. 368. C1-C4 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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