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含窒素5員環複素環化合物のオゾン分解による高付加価値物質の合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 01540408
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学一般
研究機関筑波大学

研究代表者

鹿島 長次  筑波大学, 化学系, 助教授 (60015568)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードオキサゾ-ル類 / オゾン分解機構 / 酸無水物 / アシルアミド / オゾン消費量 / アシルイソシアナト
研究概要

本化学研究費補助金により、複素環化合物の一種であるオキサゾ-ル類のオゾン分解による高付加価値化合物の新しい合成法の開発研究を行った。特に、本分解反応の基礎的な知見を得る意味で、各種オキサゾ-ル化合物のオゾン分解生成物の解明および分解におけるオゾンの消費量の検討を行ない、反応の機構を明らかにした。その結果、オキサゾ-ル環上の置換基の有無およびその位置により3種の反応の起こることが明らかとなった。そして、その反応が1つの中間体から同様の反応様式により進行してゆく機構により統一的に説明するこが出来た。即ち、5-置換および2、5-ジ置換オキサゾ-ル類はオゾン分解により、対応する酸無水物とイソシアン酸を生成し、無置換体、4-置換体、2、4-置換体では二酸化炭素とともに、対応するN-アシルアミドを生成することを明らかにした。2-置換オキサゾ-ル類は上記の2種の反応が競争的に進行し酸無水物およびN-アシルアミドを与えるが、主生成物は酸無水物であり、5位の水素を重水素にすることにより生成比が変化し同位体効果が見られた。さらに、4、5-ジ置換オキサゾ-ル類は上記の反応とは異なり、N-アシルイソシアナ-トを生成した。また、トリ置換オキサゾ-ル類は反応が複雑で数多くの生成物を少量づつ生成した。。一方、オゾンの消費量の検討から、2位に置換基を有するオキサゾ-ル類では2当量のオゾンを必要とすることを見出した。以上の結果を総合して、オキサゾ-ル類のオゾン分解の反応を統一的に説明する機構を提出することが出来た。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鹿島長次: "FORMYLATION REACTION USING THE OZONOLYSATE OF OXAZOLE" Tetrahedron Letters. 30. 1561-1562 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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