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ペプチドワクチンき分子設計-高賦活化口蹄疫ペプチドワクチンの合成

研究課題

研究課題/領域番号 01540450
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 天然物有機化学
研究機関東京農工大学

研究代表者

成田 光章  東京農工大学, 工学部, 教授 (40015102)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード口蹄疫ウイルス / VP1タンパク質 / 部分ペフチド / α-アミノイソ酪酸 / ペプチドワクチン / 分子設計
研究概要

口蹄疫ウイルスの抗原決定部位は口蹄疫ウイルスVP1タンパク質の141番目から160番目に相当する部位中にあると推定されている。この部分ペプチドの二次構造はこれまで決定されていないが、筆者はペプチドのヘリックス車輪表示法およびChouとFasmanによる二次構造予測法を用いて、この部分ペプチドがヘリックス構造をもつことを推定した。ここで、ペプチドワクチンの分子設計にあたってはペプチドの二次構造を安定に保持させることが重要である。そこで、筆者らによって先に見い出されたα-アミノイソ酪酸(Aib)によるヘリックス構造安定化能を用いる高賦活化口蹄疫ペプチドワクチンを分子設計することを本研究の目的とした。
この部分ペプチドをヘリックス車輪表示すると、親水領域部が抗原決定部位であると推定される。そこで、タンパク質内部に埋もれている144および148番目のロイシン残基、さらに155番目のバリン残基をAib残基に置換した口蹄疫ペプチドワクチンを分子設計した。次に分子設計されたエイコサペプチドを4つのフラグメントに分けて、側鎖官能基の保護されたフラグメントの化学合成を行った。さらに得られたフラグメントをカップリングすることによって、分子設計されたアミノ酸配列をもち、側鎖官能基が保護されたエイコサペプチドを合成した。
現在、得られたペプチドの保護基の脱離条件の検討と目的物の単離精製を行っている。なお、目的物が単離精製され次第、抗体産生能および能動免疫効果の持続性を検討し、Aib残基の置換数との関係を明らかにし、ペプチドワクチン分子設計に対する基本概念を明らかにしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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