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イオン会合性試薬による分子識別とヒスタミン、アセチルコリンの迅速定量

研究課題

研究課題/領域番号 01540493
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 分析・地球化学
研究機関朝日大学

研究代表者

酒井 忠雄  朝日大学, 教養部, 教授 (30076038)

研究分担者 大野 典子  朝日大学, 教養部, 講師 (30121304)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードアセチルコリン / コリン / テトラブロモフェノ-ルフタレインエチルエステル / サ-モクロミズム / FIA-サ-モスペクトロホトメトリ-
研究概要

アセチルコリン,コリン,ヒスタミンなどは神経伝達に関与する生体微量成分として注目されている。そこでこれらに特異性を示すTBPE・Hを用い、定量条件の検討を行った。本来,TBPEは水相に添加するが、本法ではTBPE・H型として1,2-DCEに溶かして用いた。(1)Fig.1に検量線を示す。6.25x10^<-7>M〜6.25x10^<-6>の範囲で良い直線関係を得た。pH10〜11での抽出率が最も高いが、各種アミンのpKとアミンの妨害を考えると、pH11での抽出が適当であると思われる。TBPE・Hの濃度は1x10^<-4>Mとした。コリンは0.5-2.5x10^<-5>Mの範囲で定量できる。又抽出pHは12が最適であった。(2)アミン及び生体関連物質の妨害の程度をTable1に示す。イミダゾ-ル,ノルアドレナリン、ヒスタミン、ヒスチジン,ド-パミンは妨害しない。アミン系医薬品は25℃において妨害するが、測定セル内の温度を45℃に保つとその妨害は抑制される。これはアミン-TBPE・H会合体が僅かな昇温によりサ-モクロミズムを示し、吸光度の減少をもたらすためである。(3)分子識別は抽出過程で起こるのが普通であるが、本法はイオン会合体の有機相でのサ-モクロミズムを利用しており、更に定量の迅速性と選択性の機能をFIAに持たせる試みを行った。この方法は独創的手段に基づくもので、実用性も高まるものと期待できる。ヒスタミンについては次年度に検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 酒井忠雄,大野典子: "フロ-インジェクション-サ-モスペクトロメトリ-によるアセチレルコリンとコリンの分別定量" 日本分析化学会第39年会にて(1990年10月).

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Tadao Sakai,Noriko Ohno: "Flow injection-thermospectrophotomtric determination of acetylcholine and cholie coupled with solvent extraction" Anal.Chim.Acta(1990年10月).

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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