研究課題/領域番号 |
01540568
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物生理学
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
勝見 允行 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10052242)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ジベレリン / 細胞壁 / 細胞伸長 / 微小管 / トウモロコシ / ヘミセルロ-ス / 葉鞘伸長 / 矮性 / IAA / 微小管の配向 / セルロ-ス・ミクロフイブリル |
研究概要 |
ジベレリン欠損矮性突然変異体 (d5) と正常高性 (N) トウモロコシの中胚軸をに於て、表皮細胞の接線方向面 (Epーt) と半径方向面 (Epーr)、及び皮層細胞の半径方向図 (Cーr) とについて、細胞壁微小管 (MT)の配向を蛍光坑体で比較観察した。また、GAの影響も調べた。Epーtでは、d5でもNでも、斜配向が一般的であるが、d5で特に顕著であり、下方の組織ほど縦配向が増加する。伸長軸に直角にはいこうするMTは、d5では上部のごく限られた区域でのみ見られた。Epーrでは、Nもd5もMTはほとんど直角配向であるが、d5のみ若干斜配向が認められた。Cーrでは、Nはすべての細胞が直角配向のMTを示したのに対して、d5はかなりの細胞が、特に、下方の組織で斜配向のMTを示した。いずれの細胞でも、Nでもd5でも、GA処理により、MTはほとんどすべて直角配向に変わった。矮性成長は、内生のGAの生産が限られているため、直角配向のMTを持つ細胞が少ないことに関連していると推定される。 2.d5とNの第2葉鞘の細胞壁組合を比較すると、量的割合で両者に有為さのあったのは、ヘミセルロ-ス (HB) 分画であり、d5の方が含量多かった。HB分画の構成分子の分子量分布を調べると、d5のHBは高分子領域にピ-クがあり、NのHBは低分子領域にあることがわかった。また、GA処理により、d5の葉鞘が伸長促進されるい場合、d5のHBはNのHBと同程度の分子量域へとシフトした。この結果は、伸長成長には細胞へ基のHBが大きくかかわっていること、GAによる細胞伸長促進作用はこの細胞壁のHBと何らかの関係があることを示唆している。
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