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アクチン調節タンパク質のアクチン結合部位の構造

研究課題

研究課題/領域番号 01540587
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 動物発生・生理学
研究機関東北大学

研究代表者

高木 尚  東北大学, 理学部, 助手 (00004474)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアクチン調節タンパク質 / プロフィリン / カルデスモン / アクチン結合
研究概要

今回扱ったアクチン調節蛋白質は、プロフィリン、カルデスモン、及び45kDa蛋白質である。
1.プロフィリンの場合は、タコノマクラ、ムラサキウニ及び粘菌の3種類のアミノ酸配列を決定した。これまでの他の研究室からの報告を合わせると、全部で8種類構造決定がなされたことになる。これらをコンピュ-タ-を用いて相同性が一番高くなるように並べると、N-末端附近にかなり共通の配列が見られ、アクチン結合部位であることが推定され、更にC-末端附近に共通の配列はないが、アミノ酸の置換の無い部位があり、ここも結合部位であろうと推定され、他のグル-プによって、実際に結合具部位であることが証明された。
2.ニワトリ砂襄カルデスモンは、CNBrで分解し、3個のカルモデュリン(CaM)結合ペプチドA.B.C.を得た。Aは非常に塩基性で、他のグル-プがThrombin分解によって得たアクチン結合-CaM非結合ペプチドと37番目から一致した。この事からAのN-末端36残基がCaM結合部位であり、それ以降が、アクチン結合部位であることが明かとなった。アクチン結合部位は、既にアクチンと結合することの明かとなっているトロボニンTのその部分と良く似ていた。B.Cは共にC-末端ペプチドであった。
3.ウニ卵45kDa蛋白質の構造については、未だ途中であるが、Severin,Fragminと同じ仲間であることが分った。45k蛋白質を限定分解し、アクチンと結合するペプチドをSDS-PAGEで分離、膜にブロットし、アミノ酸配列の決定を試みたが、種々の大きさのペプチド全てがN-末端由来であった。この事から、N-末端附近がアクチン結合に関与していることは、明らかとなったが、特定の部位を明らかにするまでには至っていない。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高木尚: "Aminoacid sequence studies on cyonogenbromide peptides of chicken caldesmon which bind to calmodulin" Journal of Biochemistry. 106. 778-783 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 高木尚: "Primary structure of profilins from fwo species of Echinoldea and Physgrum polycepholum" European Journal of Biochemistry.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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