• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

性ステロイド標的器官上皮細胞の培養系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 01540619
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 動物形態・分類学
研究機関独協医科大学

研究代表者

榎並 淳平  獨協医科大学, 医学部, 講師 (30112634)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードステロイドホルモン / 前立腺 / アンドロジェン / 上皮細胞 / コラ-ゲンゲル / 細胞培養
研究概要

前立腺上皮細胞の増殖および機能発現アンドロジェンの支配下にあることが知られており、このことは器官培養を用いることにより、in vitroにおいても観察されている。しかし、アンドロジェンが上皮細胞に直接に作用しているのかそれともまず間質細胞に作用し、その二次的効果が上皮細胞に現われるのかは依然として不明である。このことを明らかにするために、マウス前立腺上皮細胞を単離し、無血清条件下でコラ-ゲンゲル包埋培養を試みた。その結果、基本培地にEGFを添加することにより細胞増殖の促進が観察された。また、EGFと共に5d-DihydrtestosteroneまたはTestosteroneを添加すると細胞増殖はさらに顕著に促進された。これに対しEstradiol-17β、Progesterone、Deoxycorticosteroneは全く効果をもたなかった。Cortisolは細胞増殖を促進したが、アンドロジェンに比べ1000倍もの高濃度が必要であった。顕微鏡下の観察によると上皮細胞はコラ-ゲンゲル中で三次元的樹枝状形態形成あるいは腺腔形成を伴って増殖していくことがわかる。これらの細胞にはCytokeratinの存在が免疫学的に確認され、また、ゲル中には間質由来の線維芽細胞の混入もほとんど認められなかった。これらのことからアンドロジェンは前立腺上皮細胞に直接に作用し、細胞増殖を促進すると結論された。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] YOSHIE KUSAMA,JUMPEI ENAMI and YASUHIKO KANO: "GROWTH AND MORPHOGENESIS OF MOUSE PROSTATE EPITHELIAL CELLS IN COLLAGEN GEL MATRIX CULTURE" Cell Biol.Int.Rep.13. 569-575 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 榎並淳平: "乳腺分化における細胞外マトリックス" 細胞工学. 8. 33-40 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi