研究分担者 |
綿谷 泰典 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (90230945)
熊本 悦子 神戸大学, 工学部, 助手 (00221383)
松田 秀雄 神戸大学, 工学部, 講師 (50183950)
池田 雅夫 神戸大学, 工学部, 教授 (00031146)
三道 弘明 神戸大学, 工学部, 助教授 (40167440)
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研究概要 |
生産時点情報管理(Point Of Production)は,コンピュータ統合生産(CIM)システムを効率的に運用するために重要である.より高い生産性を実現するためには,POPシステムによって得られるリアルタイム性の高い,精密な情報の利用法と,その評価法について検討を行うことが必要となる.本研究では,それらに対して次のような成果を得た. ・日程計画やスケジューリングは,生産性に大きく影響する.スケジューリングに対して,POP情報の最も有効な使用法として考えられることは,工場現場の状況と計画のずれをリアルタイム的に検知し,計画に修正を加え,その新しい計画を即座に現場に伝達するというリスケジューリング機能への適用である.本研究では,POP情報を得られることを前提とした,リスケジューリングの実行タイミングの具体的な決定法を開発し,その有効性をシミュレーションにより示した. ・CIMのようなシステムを評価するためには,工場内の生産性だけでなく,経済性等の面から総合的に評価する必要がある.そのための精密なシミュレーション・システムに要求される仕様と機能について基礎的考察を行った. ・前項のような大規模なシミュレーションを行うためには,分散処理型コンピュータ・システムが有効であると考えられる.このような分散シミュレーションを実現するために必要な複数コンピュータ間の種々の通信方式,計算の同期法について,検討を行った.
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