研究課題/領域番号 |
01550171
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
熊田 雅弥 岐阜大学, 工学部, 教授 (30021603)
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研究分担者 |
桧和田 宗彦 (檜和田 宗彦) 岐阜大学, 工学部, 助教授 (60021622)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ガスタ-ビン / アブレ-ダブルシュラウド / セラミック / 翼端隙間 / 翼端漏れ流れ / 熱伝達率 / 流入角度 / 部分負荷 / シュランド / 翼端すき間 / 対流伝熱 / 漏れ流れ |
研究概要 |
軸流タ-ビン型過給機(IHIーVTR161型)を試供体として、負荷部分に相当する圧縮機のインペラ-の翼長を変化させて、負荷条件(無負荷、加速、減速)が可変できるよう改造した。翼端隙間の可変を考慮し、7種類の内径のアクリル製シュラウドを製作し、シュラウド部の局所熱伝達率および流動特性を回転数、翼端隙間および負荷条件を変化させて測定し、以下の成果を得た。(1)回転数、翼端隙間および負荷条件によらず、局所熱伝達率はノズルから下流方向に単調に減少していき、動翼対向部中央付近から増加に転じ、動翼後端付近で最大値を示す。その後減少を続けるが、動翼後端から1コ-ド長下流付近で再度上昇に転ずる。(2)上述の分布は、回転数の増加と共に、翼端隙間の減少と共に相似的に増加する。(3)動翼対向部の平均ヌセルト数は、翼端隙間やレイノズル数Reによらず、Reの0.8乗によって整理される。平均ヌセルト数は、回転数や負荷条件によらず翼端隙間の増加と共に減少する。(4)平均ヌセルト数は、加速条件が最も高く、デザインポイントで最も小さくなる。(5)動翼対内部中央より下流において、絶対速度ベクトル分布は三次元性を示す。動翼対向部中央付近で、動翼直下の速度ベクトルは大きくなる。これは動翼の通過直後の壁面で観測され、翼端隙間流れを示唆するものである。(6)加速条件の速度ベクトルは、全体にデザインポイントより大きい。(7)ケ-シング面上の流れ特性は、局所熱伝達特性と良い対応を示す。
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