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三次元形状の高能率符号化法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550260
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電子通信系統工学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

大竹 孝平  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30203813)

研究分担者 荻原 春生  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30185532)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード三次元凸形状 / 接平面極座標表示 / 曲率 / 電力スペクトル / 球面調和関数 / 球面フ-リエ変換 / 標本化定理 / ベクトル量子化 / ガウス曲率 / 支持関数 / 変換符号化 / ガウス像 / 形状のスペクトル
研究概要

滑らかで有界な三次元凸形状を対象にして,その高能率符号化法を明らかにするため,能率的な形状の表示法,標本化ー再生法および量子化法を理論研究とシミュレ-ションにより追求し,以下の結果を得た.
1.曲率に基づく形状の能率的な表示法として接平面極座標表示法を提案し,本表示関数をもとに導入した電力スペクトルが形状の平行移動,回転に対して不変であること,また,低域通過形の特性を持つことを明らかにした.
2.上記の性質から,空間にとった座標系と独立な不変量としての形状の帯域という量を定義でき,完全に帯域制限されている形状では,表示関数の有限の標本値から形状を復元できるという標本化定理を得た.
3.帯域制限されていない形状では,有限標本値からの再生形状に歪が生じるが,この形状歪電力を最小にする最適標本点の選定法とその分布を明らかにした.
4.本接平面極座標表示法では,従来の極座標表示法より電力スペクトルが狭小化されるため,上記の最適標本化法を適用することにより少ない標本点数で能率的に形状を標本化ー再生できることを形状歪のS/N評価とシミュレ-ションによって明らかにした.
5.本接平面極座標表示による量子化法として,表示関数の標本値のスカラ量子化方式,スペクトルのスカラ量子化方式及びgainーshapeベクトル量子化方式の3種の構成法を明らかにした.これら3方式に関して量子化誤差の理論解析を行い,量子化レ-ト対形状歪のS/N特性評価と量子化器の実現性の点からスペクトルのスカラ量子化方式が最も優れていることを明らかにした.本結果は,形状の標本化ー量子化ー再生系のシミュレ-ションにより確認した.
今後の課題として,一般の三次元形状への本理論の展開が重要である.

報告書

(3件)
  • 1991 研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大竹 孝平: "滑らかな3次元凸形状の標本化ー再生法" 電子情報通信学会論文誌. J74ーA. 1796-1807 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ohtake, Kohhei: "Sampling and Reconstruction of Smooth Three Dimensional Convex Shapes" The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. J74-A. 1796-1807 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大竹 孝平: "滑らかな三次元凸形状の標本化ー再生法" 電子情報通信学会論文誌.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 大竹孝平: "三次元凸形状の標本化" 電子情報通信学会論文誌発表予定.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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