研究課題/領域番号 |
01550273
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子通信系統工学
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
浜辺 隆二 福岡工業大学, 工学部・情報工学科, 教授 (40104814)
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研究分担者 |
村田 正 大阪大学, 工学部・通信工学科, 助教授 (70029239)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ホ-ムオ-トメ-ション / ホ-ムバスシステム / コンフォ-マンステスト / HBS |
研究概要 |
本研究課題に関する補助金の交付年限内(平成元年度と平成2年度)における研究目的は、次の通りである。 1.FAのLANにおけるOSIモデルの7階層に対応してHBSの適合性評価(コンフォ-マンステスト)の方法を定義する。 2.OSIモデルの下位2層(物理層とデ-タリンク層)に対応してHBSの適合性評価を行うことのできる評価用インタ-フェ-スを開発する。 3.FAにおけるMAPに対応するHAの下位2層に関する適合性評価プログラムを開発する。 4.HAの下位2層の適合性評価方法の確立と3層以上に関する適合性評価方式について検討する。 5.3層の適合性評価方式を確立する。3層の適合性評価項目と評価方法を定義し、評価システムの構築と評価プログラムの開発を行い、シミュレ-ション実験によって本方式の有効性を検証する。 以上の目的に対して、平成元年度は1、2、3と4の一部までを達成し、平成2年度では4の全部と5の一部までを達成した。これらの成果は論文として発表し、良好な反響を得ることができた。 ・論文2編・・・・・・・・IEEE Transaction ・国際会議発表2編・・・IEEEーICCE ・国際会議招待講演1編・・EURODOMOTIQUE90(パリ) ・論文投稿準備中1編 平成2年度の研究の結果、3層に関する十分な適合性試験法の開発は処理能力においてパソコン上での実現が難しいことが判明した(MSーDOS上ではプログラムの大きさ、処理速度において不可能)。ここまでの成果は、論文として投稿する予定である。 従って、今後の研究の展開は以下のようになる。 1.ワ-クステ-ションを導入(平成3年3月導入済; ソニ-NEWS3860,20MIPS,約780万円)して、UNIX上で3層の十分な試験システムを開発する。 2.7層の装置であるHBC(Home Bus Contoroller)および電話系端末やISDNとのネットワ-クを目的とするNT(Network Termination)をHBS対応の標準被テスト装置として開発し、7層までを考慮した適合性評価方式について研究する。
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