研究課題/領域番号 |
01550282
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
平田 富夫 名古屋大学, 工学部, 助教授 (10144205)
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研究分担者 |
坂部 俊樹 名古屋大学, 工学部, 助教授 (60111829)
稲垣 康善 名古屋大学, 工学部, 教授 (10023079)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 等式言語 / 項マッチング / 木パタ-ンマッチング |
研究概要 |
本研究の目的は、項のマッチングと書き換えを効率良く実行するアルゴリズムとデ-タ構造を開発することである。得られた研究成果を以下に示す。 1.3種類の木パタ-ンマッチングアルゴリズムを提案した。ひとつは、前処理に時間をかけることにより、マッチングを高速に実行する。2番目のアルゴリズムはパタ-ン木に含まれる変数の個数が少ないときに非常に効率よく木パタ-ンマッチングを行なう。最後は、シストリックアレ-を用いた並列アルゴリズムである。 2.効率の良い並列アルゴリズムを開発した。入力のテキスト項とパタ-ン項のサイズをそれぞれn,mとすると、提案する並列アルゴリズムは(mn/log n)台のプロセッサでO(log n)時間の性能を達成している。 3.TRSインタプリタの並列最外戦略の実現法について検討した。等式言語の処理系では、項マッチングと項の書き換えが繰り返し実行されるが、このときの処理効率をいかにして向上させるかということはこの処理系の実用化にとって非常に重要である。これに関し、書き換え戦略として並列最外戦略を採用したときの計算機上への効率的な実現法を提案した。 4.これらをとりまとめて、研究成果報告書を作成した。 以上のように、本研究の目的であるアルゴリズムの開発と等式言語処理系の実現法の検討について、当初の目標をほぼ達成した。
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