研究課題/領域番号 |
01550287
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鳥居 宏次 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (10172222)
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研究分担者 |
西田 智美 大阪大学, 基礎工学部, 教務職員 (30208186)
松本 健一 大阪大学, 基礎工学部, 助手
工藤 英男 大阪大学, 情報処理教育センター, 助手 (60133146)
井上 克郎 大阪大学, 基礎工学部, 講師 (20168438)
菊野 亨 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (50093745)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ソフトウェア品質 / 定量的評価 / 実験的評価 / ソフトウェアメトリクス / ソフトウェア工学 / フレ-ムワ-ク |
研究概要 |
ソフトウェアの品質の向上を計るためには、品質に対する要求を出すカスタマを、要求された品質をソフトウェア中に実現する開発者との間で、共通の認識を持ち、それぞれの品質の定量的評価結果を比較検討する必要がある。本研究の目的は、ソフトウェアの品質をカスタマ、開発者のそれぞれの視点から定量的に評価するためのフレ-ムワ-クの確率にある。なお、フレ-ムワ-クのプロトタイプは研究代表者らが既に提案してきている(研究発表〔1〕〔2〕)。本年度は次の(1)ー(3)を中心に行った。 (1)大学における適用実験(研究発表〔3〕):研究代表者の所属する機関における学生実験(C言語によるコンパイラの作成)にフレ-ムワ-クを適用し、規模は小さいが、詳細なデ-タに基づく評価を行った。本実験では、教官をカスタマに、実験担当者を管理者に、学生を技術者に対応づけた。その結果、代表者な1つの品質である実行効率性に関しては、フレ-ムワ-ク適用の有効性が確認された。 (2)企業における適用実験(研究発表〔4〕、〔5〕):企業から帝京を受けた大規模なデ-タを用いてフレ-ムワ-クの実験的評価を行った。本実験においては、開発者の品質実現の能力を性能としてとれえ、複数の開発者から編成されるチ-ムの性能を定量的に評価する試みを行った。その結果、チ-ム性能とレビュ-効率の間に高い相関があることがわかった。 (3)支援ツ-ルの開発(研究発表〔6〕):フレ-ムワ-クに基づいたデ-タ収集、分析、評価のためのプログラムを設計、コ-ディングし、これらのワ-クステ-ション上のツ-ル群として実現した。
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