研究課題/領域番号 |
01550306
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
石井 郁夫 新潟大学, 工学部, 教授 (80018481)
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研究分担者 |
堀 潤一 (掘 潤一) 新潟大学, 工学部, 助手 (80209262)
牧野 秀夫 新潟大学, 工学部, 助教授 (80115071)
大和 淳二 新潟大学, 工学部, 教授 (60143749)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 植込み型除細動器 / 不整脈検去 / 低エネルギ-除細動 / シ-ケンシャル除細動 / 不整脈認識 / 細動検出 / 心室細動 / 不整脈検出 |
研究概要 |
新たな知見等の成果を研究計画に対応させて記載する。 I 不整脈認識法の開発 不整脈認識方法では、心電図に対してインタ-バルヒストグラムを用い周波数成分の変化を実時間で検出する不整脈認識プログラムを開発した。さらに、そのプログラムを電池駆動型認識装置に組込み動作を確認した。現在、植込み型除細動器における不整脈認識法では、消費電力および回路的制約から振幅変化に対する確率密度関数が実用化されているに過ぎない。しかし、今回用いた方式は実時間で基本周波数成分を検出することができるため、頻脈と細動との区別を正確に行なえる利点を持つ。今後さらに時系列的な状態変化を記録したデ-タベ-スを組み込み、種々の不整脈に対する認識能力と個人差に適応するプログラムの開発を行なう予定である。 II植込み型除細動器の作製 上記認識法を実現する認識回路および除細動刺激出力路を作製した。我々の刺激方式は、回路の構成上第二パルスの電圧は第一パルスよりも低下するが、従来の植込み型除細動器の出力回路の改良のみでSequential刺激を実現することができるという利点を持つ。同時に、体外式装置との比較においても除細動効果に差異が認められなかったことから、植込み型除細動器の一刺激回路方式として有望と思われる。 III不整脈デ-タによる装置の動作確認 動物実験により、不整脈の認識および除細動器の出力動作を確認した。その結果、植込み型除細動器実用化のための基本設計が完了した。今後は、装置のシ-リング,電極の接続部分等を工夫し、長期間の慢性実験による装置の動物を確認する予定である。
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