研究課題/領域番号 |
01550362
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三木 千寿 東京工業大学, 工学部・土木工学科, 教授 (20016645)
|
研究分担者 |
舘石 和雄 東京工業大学, 工学部・土木工学科, 助手 (80227107)
森 猛 法政大学, 工学部・土木工学科, 講師 (10157860)
|
研究期間 (年度) |
1989 – 1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 溶接継手 / 疲労強度 / 疲労亀裂 / 非破壊検査 / 超音波パルスエコ-法 / AE法 / アンダ-カット / 溶接欠陥 / ポテンシャルドロップ法 / アコ-スティックエミッション法 / ル-トギャップ / 亀裂形状 / 鋼橋 / 疲労寿命 / 破壊力学 / 超音波探傷法 |
研究概要 |
・溶接継手の欠陥検出を目的とした超音波パルスエコ-法を、有限要素法を用いて数値的にシミュレ-トし、欠陥形状によるエコ-特性の差、適切なエコ-受信点の位置を明らかにした。 ・中央亀裂型試験片と隅肉溶接試験片を用いて疲労試験を行い、AE法により疲労亀裂の発生・進展プロセスを観察した。その結果、溶接継手においても素材試験片に見られるような疲労亀裂の発生段階が存在し、そのとき比較的大きなAE波が生じること、疲労亀裂の進展速度が早くなるにしたがってAE波は大きくなることなどを明らかにした。 ・隅肉溶接部に生じるアンダ-カットの形状を詳細に調べるとともに、アンダ-カットを含む前面隅肉溶接継手の疲労試験を行った。またアンダ-カットの実測結果に基づいてその形状をモデル化し、有限要素解析を行うことにより、アンダ-カット底部の応力集中を明らかにした。さらに、応力解析と破壊力学の手法を用いた疲労亀裂進展解析を行うことにより、アンダ-カットの形状と寸法が疲労強度にどの様に影響するかについて検討した。 ・十字隅肉溶接継手部に疲労破壊のうち、溶接ル-ト部から疲労亀裂が発生・進展する場合の疲労強度について実験的に検討した。その結果、荷重伝達型継手ではル-トギャップが0の場合の不溶着部の長さが、急激な疲労強度の低下につながることなどが明かとなった。 ・道路橋部材での変動応力をパ-ソナルコンピュ-タでシミュレ-トし、それを荷重波形としてフランジガセットやウェブカセット、垂直スティフナ-およびカバ-プレ-トを含む大型溶接桁の疲労試験を行い、その結果をいくつかの疲労設計基準類での設計曲線と比較した。
|