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河道内2例蛇行の安定条件に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550397
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水工学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

須賀 堯三  宇都宮大学, 工学部, 教授 (00162842)

研究分担者 池田 裕一  宇都宮大学, 工学部, 助手 (20202898)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1989年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード河道特性 / 河川の蛇行 / 複列蛇行 / 2列蛇行 / 2列蛇行節部の水理 / 局所流 / 中規模河床形態 / 河川蛇行のモ-ド変化
研究概要

河道内2例蛇行の安定条件について、主として現地資料および水理実験によって検討を行った。
現地資料にると、低水時に流路が分岐する条件は先掘部とその下流の堆積部が対になった節部が存在することであった。このような節部は、水衡部の露岩前面、大きなわん曲部、狭窄部の下流、および幅の広い河道に存在することがわかった。節部の安定は、洪水時と低水時に分けて考えることが適当である。
そこで、洪水時と低水時における筋部の3次元流況について実験的検討を行った。2列蛇行に関する洪水時の実験では、節部の節長のない8の字蛇行と適度の節長を有する2列蛇行との比較を行った。節部における2次流の発達の状況のから判断しても、後者の場合には、節部下流の主水路と副水路が維持され、2列蛇行が安定することが判明した。節長の長さは、短くても、長くても、2列蛇行は不安定である。
つぎに、低水時における2列蛇行節部の狩猟と2次流について、形状と水理量をかえて実験を行った。節部においては流入する合流流況と流出する分流流況互いに影響を及ぼし合う相乗効果がある。この相乗効果は、節長がひとつのパラメ-タ-となって変化する。そして、節部における洗掘と堆積の現象が最大となる節長が存在することが明らかになった。これは現地資料にみられる節部の形状特性を裏づけている。
理論解析では、3次元流れとしての取扱いを今後の問題とし、とり合えず2次元ポテンシャル流れとして、合流と分流の角度が直角の場合について計算を行った。計算結果は、ある程度実験結果と一致する範囲が存在することを示した。そこで、計算条件を種々変化させて計算を実行することにより、実験結果を踏まえたうえで、節部の水理機能の特性を把握することができた。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 須賀堯三: "河道内2列蛇行の安定条件" 土木学会 水理講演会論文集. 第33回. 397-402 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 須賀堯三: "規則蛇行形成の実態とその条件に関する考察" 土木学会 年次学術講演会講演概要集. 第44回第2部. 316-317 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 大上龍男: "分・合流の水理特性" 土木学会 年次学術講演会講演概要集. 第44回第2部. 314-315 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 大上龍男: "2列蛇行の節長が及ぼす2次流の発達効果について" 土木学会関東支部技術研究発表会講演概要集. 第17回. 100-101 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] K.Suga: "Rever segime characteristics judged from in Tegreted river actions and cureint sedemont cireumstance" Proc.APD-IAHT. 7d. (6) (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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