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鋼構造ガセットプレ-トの応力伝達機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550447
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関北海道工業大学

研究代表者

橋本 健一  北海道工業大学, 工学部, 教授 (60082400)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードガセットプレ-ト / 降伏耐力 / 最大耐力 / 高力ボルト接合 / すみ肉溶接 / 有効幅
研究概要

ガセットプレ-トの接合詳細が降伏耐力及び最大耐力に与える影響を調べる目的で、高力ボルト摩擦接合試験体11体、高力ボルト支圧接合試験体25体、溶接接合試験体9体、の合計45体を製作し加力実験を行った。尚、ガセットプレ-トに偏心が作用しないように、引張材をガセットプレ-トの両面に接合した。実験変数は、高力ボルトの場合には、ピッチ、軸径、引張材芳香の縁端距離及びガセットプレ-ト幅とし、溶接接合の場合には、すみ肉溶接溶接長及び引張材幅とした。高力ボルト接合試験の結果、次の事が判った。従来の降伏耐力の評価方法は、剛性低下し始める荷重に相当しており、概ね、妥当であると考えられる。ガセットプレ-トが引張破断する時の最大耐力時の有効断面積は、ガセットプレ-ト幅から高力ボルト穴径を引いた断面となる。しかし、他の破断形式により最大耐力が決まる場合は、引張方向の縁端距離が小さく早期にしり抜け破壊する場合を除けば、最大耐力時の見かけ上の有効幅は、第一ボルトから最終ボルトまでの距離が短いほど大きく、従来の設計方法で採用されている有効幅角度30°を用いた値よりも大きい事が判った。
一方、ガセットプレ-トと骨組との取付すみ肉溶接継目の耐力を調べる目的で、実験変数をすみ肉溶接の配置、溶接長及びサイズとしたモデル化試験体12体を作成し加力実験を行った結果から、すみ肉溶接の配置の違いにより有効溶接長が異なり、加力心近傍に集中的に配置させた方が有効で、耐力評価は筆者らが提案している式により可能である事が判った。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 橋本健一,田沼吉伸: "鋼構造ガセットプレ-トの応力伝達機構に関する研究" 日本建築学会1990年度大会学術講演梗概集. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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