研究課題/領域番号 |
01550464
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
湯田 善郎 東北大学, 工学部, 助手 (10166861)
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研究分担者 |
小野田 泰明 東北大学, 工学部, 助手 (00185654)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 在宅ケア / リハビリテ-ション / 退院患者 / 住宅改善 / 準備型 / 即応型 |
研究概要 |
1.平成元年度はリハビリテ-ション専門病院の退院患者を対象に、郵送アンケ-ト調査を実施し、在宅ケアの実態と住まい方を明らかにした。在宅訪問指導は約2割見られるが、保健婦・看護婦の訪問指導は僅かであり、また福祉サ-ビス要求も低率を示し、医療サ-ビス中心の希望が顕著である。住宅問題では浴室、トイレのサニタリ-空間に集中しており、解決策として「洋式化」「浴室と寝室の隣接化」「手すりの設置」等の改善が求められる。 2.平成2年度は、平成元年度に明らかになった解決策を具体的に適応、普及させるため、保健婦、理学療法士の専門スタッフと共同にて直接個別調査のケ-ススタディを行い、35ケ-スの実例調査及び改善案の具体的な提案を行なった。 3.住宅改善を希望するタイプとして、50歳代から老後に対応しようとする「準備型」と後期高齢者のため早急に改善を希望する「即応型」とに分類でき、前者は住まい方から在宅ケアの受け入れまでの広範囲で総合的な住宅改善が必要であり、後者は問題の集中するトイレ、浴室の改善希望が顕著である。 4.「即応型」は出入口幅を広く、手すりの設置、浴槽の縁の高さ、滑りにくい床等が主な解決課題であり、現状の改善では、40cm拡幅し、洗面、洗濯スペ-スの配置交換により出入口の広さを確保し、浴室内には出入口付近に移動用の手すり、浴槽内に手すり、座るためのイスの設置、本人の機能に対応した縁の高さ(20〜40cm)を調節し、提示した。 5.「準備型」は高齢者の寝室と便所・浴室の隣接が介護面、住まい方の面から求められ、更に、「即応型」の解決策も同時に十分に検討されなければならないことがわかった。今後は、入浴サ-ビス等が接近不可能なケ-スもあり、住宅まわりの整備も課題である。
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