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居住形態の変容に対応した身体周囲の「ゆとり」寸法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550477
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関日本大学

研究代表者

若井 正一  日本大学, 工学部, 助教授 (90120592)

研究分担者 大内 一雄  千葉工業大学, 工業デザイン学科, 教授 (00058752)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード人体寸法 / 人体計測 / ゆとり寸法 / 動作空間 / 単位空間 / 生活行為 / 室内計画 / 動的人体計測 / 居住形態 / 動作域 / 動作寸法 / クリアランス
研究概要

本研究の成果は、第1部の人体近傍のゆとり寸法に関する検討の前編と、第2部の身体周囲のアキ寸法に関する実験的検討の後編に分かれている。まず、第1部は、次に示す5つの内容で構成されている。(1)これまでの研究の流れ〜我が国で建築分野から人体計測を手がけた初期のものとして、昭和10年代に発表された藤井・横山らの研究がある。その後昭和30年代以降、吉武、小原らを中心とした人体寸法に関する様々な研究報告が続く。他方、欧米ではDreytussやPaneroらの実践的な人体計測の研究がみられる。(2)室内設計における「ゆとり」語の概念〜広挟感を表す言葉の整理から200語を抽出し、その中からさらに14語を再抽出して広挟感との対応のイメ-ジ調査を行い、その結果を指標化した。(3)人体の揺れ〜人体は、生体である限り意識または無意識のうちにのうちに揺れ動いている。この人体の揺れ幅についての17の基本姿勢を対象に、写真計測を行った。(4)着衣の違いによる人体の増加寸法〜健常成人男女を対象に、夏冬服など服種の違いによって、人体の横幅、前後厚が増加する寸法を実験的に採寸し、整理した。(5)動作時に必要なアキの寸法〜アキ寸法を特定するための事例として、壁面に向って上肢を上下、左右に振る場合にヒトとモノとの間に生じるアキ寸法を採寸した。条件によって壁にぶつからないように回避動作をする「逃げ寸法などについても検討した。次に、第2部は、以下に示す2つの実験で構成されている。(1)超音波行動記録装置によるアキ寸法の計測〜本科学研究費補助金で導入した「移動位置検出システム装置」を活用して、歩行時の身体周囲のアキ寸法を計測した。(2)歩行足跡からの身体周囲のアキ寸法の計測〜前者と同一条件のもとに、歩行によって床面に残った足跡からアキ寸法を直接実測して整理した。特に、前者の装置の導入によって、従来、数値でしか表現できなかった動作時のアキ寸法を視覚的にとらえることが可能になった。

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (22件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (22件)

  • [文献書誌] 若井 正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究 ー日常生活行為における身体周囲のクリアランスー" 日本建築学会東北支部研究報告集. Vol.52. 49-52 (1989)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若井 正一: "身体を基軸としたクリアランス構成尺度に関する研究 ー限定空間内における対人・対物クリアランスー" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 841-842 (1989)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若井 正一: "着座特性からみた食卓まわりの使用実態に関する検討 居住形態の変容に対応した身体周囲のゆとり寸法に関する基礎的研究" 日本インテリア学会第1回大会研究発表梗概集. 8-9 (1989)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若井 正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する基礎的研究 ー限定空間内における左右のクリアランスと逃げ寸法ー" 第32回日本大学工学部学術研究報告会講演集. 280-281 (1989)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若井 正一: "着座行為からみた体人・対物クリアランスの検討 身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究" 日本人間工学会第31回大会講演集. Vol.26. 128-129 (1990)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若井 正一: "居住形態の変容に対応した身体周囲のゆとり寸法に関する基礎的研究" 日本建築学会東北支部研究報告集. Vol.54. (1991)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shoichi Wakai et al,: "A Study on the Dimension of CLEARANCE near Human Body." Tohoku Branch's Paper of the Architectural Institute of Japan.52. 49-52 (1989)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shoichi Wakai et al,: "A Study on the Dimension of CLEARANCE near Human Body. Part 5. The Measurements of CLEARANCE in the Limited Spaces." Great meeting synopses of the Architectural Institute of Japan.841-842 (1989)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
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      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shoichi Wakai.: "A study on the sitting behavior surrounding dining table." The 1st Annual Conference of Japan Society for Interior Studies. 8-9 (1989)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shoichi Wakai.: "A Study on the Dimension of CLEARANCE near Human Body." The 32nd Annual Conference of College of Eng., Nihon University. 280-281 (1989)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shoichi Wakai.: "A Study on the Dimension of CLEARANCE near Human Body." The 31st Conference of the Japanese Journal of Ergonomics.26. 128-129 (1990)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 若井 正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究ー日常生活行為における身体周囲のクリアランスー" 日本建築学会東北支部研究報告集. Vol.52. 49-52 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 若井 正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究ー限定空間内における対人・対物クリアランスー" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 841-842 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 若井 正一: "着座特性からみた食卓まわりの使用実態に関する検討 居住形態の変容に対応した身体周囲のゆとり寸法に関する基礎的研究" 日本インテリア学会第1回大会研究発表梗概集. 8-9 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 若井 正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する基礎的研究ー限定空間内における左右のクリアランスと逃げ寸法ー" 第32回.日本大学工学部学術研究報告会.講演集. 280-281 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 若井 正一: "着座行為からみた対人・対物クリアランスの検討 身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究" 日本人間工学会.第31回大会講演集. Vol26. 128-129 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 若井 正一: "居住形態の変容に対応した身体周囲のゆとり寸法に関する基礎的研究" 日本建築学会東北支部研究報告集. Vol.54. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 若井正一: "着座特性からみた個人領域の形成に関する研究(ロンドン地下鉄車内の個別型ロングシ-トについて)" 日本人間工学会誌特別号(第30回大会講演集). vol25. 204-205 (1989)

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      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 若井正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究(日常生活行為における身体周囲のクリアランス)" 日本建築学会東北支部研究報告集. vol52. 45-52 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 若井正一: "身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究(限定空間内における対人・対物クリアランス)" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 841-842 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 若井正一: "着座特性からみた食卓まわり使用実態に関する研究(居住形態の変容に対応した身体周囲のゆとり寸法に関する基礎的研究)" 日本インテリア学会第1回大会,研究発表梗概集. 8-9 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 若井正一: "着座行為からみた対人・対物クリアランスの検討(身体を基軸としたクリアランスの構成尺度に関する研究)" 日本人間工学会誌特別号(第31会大会講演集). (1900)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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