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ペンデンティヴの発生と系譜に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550480
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築史・建築意匠
研究機関筑波大学

研究代表者

日高 健一郎  筑波大学, 芸術学系, 講師 (30144215)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードクスル・エン・ヌエイジシュ / ハギア・イレ-ネ聖堂 / ハギア・ソフィア大聖堂 / ペンデンティヴ
研究概要

東部、北部パレスティナ地域の組積造ド-ムについて文献研究を進め初期のペンデンティヴ・ド-ムの作例を歴史的位置と構造的特徴の両面から検討した。現段階までの成果としては、前2世紀に東パレスティナに建設させたクスル・エン・ヌエイジシュのド-ムが、帆形ヴォ-ルトからの移行形態を残す最古のペンデンティヴ・ド-ムであることを確認している。しかし、その後のペンデンティヴの作例は5,6世紀にいたるまで明瞭には確認できず、現在の課題として、5,6世紀のイスタンブ-ルの作例以前のペンデンティヴの例を捜している。
これと並行してハギオス・セルギオス・カイ・バッコス聖堂、ハギア・イレ-ネ聖堂、ハギア・ソフィア大聖堂の歴史についてもきわめて詳細な文献研究を行った。特に、ハギア・イレ-ネ聖堂のペンデンティヴの構造とハギア・ソフィア大聖堂の例との比較を行ったが、この過程で既存の実測図がきわめて不十分であることが判明した。今後、現在この研究と並行して進められている現地調査(国際学術研究による)の成果をとり入れて研究成果のまとめを進める予定である。反省点としては、下部支持構造をも考慮したペンデンティヴのプロポ-ションをハギア・イレ-ネ、ハギア・ソフィア両聖堂について行ったが具体的な結論を得られなかったことがあげられる。研究成果とりまとめまでの期間で、より詳しい構造上の類比(例えばクラック・パタ-ンの比較など)にまで考察の枠を広げ、初期ペンデンティヴの特性を詳しく研究したいと考えている。

報告書

(2件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 日高 健一郎: "ペンデンティヴの発生と系譜について:初期ペンデンティヴの問題" 飯田喜四郎先生御退官記念論文集. (1992)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 日高健一郎: "ペンデンティヴ・ド-ムの発生について" 建築史学.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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