研究課題/領域番号 |
01550507
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属物性
|
研究機関 | 東北大学 (1990) 京都大学 (1989) |
研究代表者 |
隅山 兼治 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (70101243)
|
研究期間 (年度) |
1989 – 1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | gh tenpeature Xーraydiffraction / Vapor quenched alloy / Metastable phase / Ironーcopporーsilver alloy / Ironーtuugsteu alloy / Ironーpalladium alloy / Magnetic ptroperty / Eletrical property / High temperatvre Xーray diffraction / Magnetic property / Ironーcopperーsilver alloy / Ir0^^ーnーpalladivm alloy / Sputtering / Phase separation / high temperature X-ray diffraction / vapor quenched alloy / metastable phase / electrical property / thermal analysis / iron-copper-silver alloy / iron-tungsten alloy |
研究概要 |
本研究においては、エネルギ-の高い気相状態から急冷するスパッタリング法を用いて作製した非平衡合金の加熱過程での構造解析、物性測測定を行い、次のような成果が得られた。 (1)試料高温装置を購入し、既存のX線回折装置に取り付け、約350゚ー850゚Cの温度範囲でX線回折測定をすることができた。 (2)DC対向タ-ゲット型スパッタリング装置を用いて作製した非品質FeーCuーAg合金に関して、加熱によるX線回折図形、磁化、電気折抵抗、示差熱量、メスバウァ-スペクトルの変化を測定した。非晶質合金は、約400K以上で結晶化し同組成の準安定fcc相となり、670K以上の温城で紙Fe(bcc)、紙Cu、紙Ag(fcc)に相分離する。 (3)RFスパッタリング法で作成した非平衡bcc相は770以上で、ほとんどwを含まないαFe相と金属間化合物の入相に相分解する。一方、非晶質相は熱的に安定で、結晶化温度1170K以上で入相とbcc相に相は離するが、高温平衡相のM相は出現しない。 (4)DC3極スパッタリング装置を用いて作製したFeーPu合金に関して、X線回折、磁化、磁歪の測定を行なった。高Fe濃度の非平衡bcc相は、470以下では準定定相として存在するが、470ー570Kで、よりをしめる。570K以上になると相分離が著しくなると同時に、不規則fcc相はL10タイプの規測相へと変化する。 以上のように、非平衡相から平衡相への遷移過程でg:現する準安定相の可能性を探ることは、平衡熱力学を基礎にした従来の金属学の世界を拡大させると考えられる。今後は、これらの合金について、EXAFS、中性学回折等の構造解折を実施する予定である。
|