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高速精密プレス加工におけるプレス剛性と金属剛性の適正配分に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550529
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

神馬 敬  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (40016291)

研究分担者 深田 茂生  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (70156743)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
キーワード偏心荷重 / 高速精密プレス加工 / ポンチ先端変位 / プレス動特性 / 金型動特性
研究概要

本研究では、精密プレス加工において、プレスに取り付けた金型に偏心荷重が加わった場合、所要の製品精度を得るために必要な金型及びプレスの適正な剛性配分を検討することを目的とした。
先ず、圧縮工具と圧縮工具の横変位を測定するためのタ-ゲットを取り付けたダブルプランジャ-式試験機を試作した。金型はボ-ルリテ-ン支持脱着形のガイドポスト方式で、剛性を3種に変化させた。本試験機によりウレタンゴム試験片を圧縮して偏心荷重をかけた時のタ-ゲット先端横変位を測定し、一方、ポストのたわみ量とボ-ルガイドのボ-ルの変形量を考慮して導いた計算式よりタ-ゲットの変位を求めて実測値と比較し、計算式の妥当性を示した。そして、ガイドポストを二重にすることにより、ポンチ(タ-ゲット)先端変位を小さくできることを、計算と実験により確認した。
次に、この金型を35トンC型フレ-ムクランクプレスに取り付けて、ウレタンゴムを偏心圧縮して振動負荷実験を行い、金型の動的挙動、すなわち偏心モ-メントに対するタ-ゲット先端の変位と上型の傾きを測定した。そして、金型のみの負担するモ-メントを金型のガイドポストのひずみより計算した結果、本実験の場合には、偏心圧縮による力のモ-メントの90%をプレスが負担し、残りの10%を金型が負担することがわかった。さらに、プレスと金型のそれぞれ単独の動特性(偏心モ-メントと金型の上板あるいはプレススライド下面の傾きとの関係)から、プレスに金型を取り付けた場合の動特性を推測する方法を示した。今後、通常のプレス作業においてプレスと金型のモ-メント分担率を調査することは有意義である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 神馬敬: "微細電子部品の打抜き精度に及ぼす金型とプレスの剛性き影響(第2報)" 第40回塑性加工連合講演会講演論文集. II. 505-508 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 神馬敬: "金型の動的挙動の影響" 塑性と加工. 31. 60-65 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Takashi Jimma: "High Speed Precise Blanking of IC Leasd Frames Using Progressive Die" INTERNATIONAL MICROELECTRONICS & SYSTEMS '89 CONFERENCE. I. 1-7 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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