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セラミックス-金属系傾斜機能材料の新しいプロセシング

研究課題

研究課題/領域番号 01550601
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 無機工業化学・無機材料工学
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

西田 俊彦  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (30027809)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードマグネシア / ステンレススチ-ル / セラミック-金属複合材料 / 傾斜機能材料 / ホットフォ-ジ / 高温加工 / 熱応力破壊
研究概要

セラミックスや金属の永い歴史の上に築かれてきた個々のプロセス技術の調和を計りながら、両者の傾斜機能材料を作製するための新しい製造プロセスの開発を行った。本年度の研究ではセラミックスとして高純度のマグネシア、金属としてステンレススチ-ル(SUS304)採用して、ホットフォ-ジ法や成分蒸発法などの新規なプロセス技術を考案し、傾斜組成燃結体を製造した。得られた結果は以下の通りである。
1.ホットフォ-ジ法は極めて短時間プロセスであるにもかかわらず、マグネシア-ステンレス系の広い配合組成範囲にわたって、有効な緻密化手段であることが確認された。ステンレス粉末の粒径が大きい場合には、緻密化は主として金属粒子の塑性変形によって指配されているようであった。またマグネシア、ステンレス共に超微粉を出発原料とした場合には、サブミクロンの粒子径より成る緻密な複合焼結体が作製できた。この緻密焼結体のビッカ-ス硬度および破壊靭性値は、組成の変化と共にステンレスの延性的な性質からマグネシアの脆性的な性質へと、連続的に変化していくことが確認された。
2.マグネシア超微粉とステンレスの複合粉末の成形体をアルゴン雰囲気中で長時間焼成すると、成形体の表面からマグネシアの散逸が生じて、組成勾配が発現することを見出した。そこで焼成物断面の詳細な組成分析を行い、このプロセスが傾斜機能化の有望な手法になり得ることを確認した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 西田俊彦: "熱間圧縮成形したMgOならびにMgO-SiCウィスカ-複合焼結体" 材料. 38. 241-246 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 西田俊彦: "焼成過程中の成分散逸を利用したマグネシア-ステンレススチ-ル系傾斜機能材料の作製" 粉体および粉末冶金. 37. 259-262 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 西田俊彦: "ホットフォ-ジプロセスによるマグネシア-ステンレス系傾斜機能材料の作製" 材料. 39. 292-298 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 西田俊彦: "ホットフォ-ジ焼結したマグネシア焼結体の微構造" 日本セラミックス協会学術論文誌.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 西田俊彦(分担): "セラミックス工学ハンドブック" 技報堂出版, 2520 (1939)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 西田俊彦(分担): "先端材料応用事典" 産業調査会, 1240 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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